ドイツ当局、マネロン違反で47の暗号資産取引所を閉鎖
2024-09-20
KYC違反の罪で
ドイツ連邦刑事警察庁(BKA)が、マネーロンダリングを含む犯罪行為に関連するとされる47の暗号資産(仮想通貨)取引所を閉鎖したと9月19日発表した。
今回の捜査は、BKAとフランクフルト検察庁インターネット犯罪対策センター(ZIT)で行われた。閉鎖された暗号資産取引所運営者は、マネーロンダリング対策の法的要件(本人確認書類の確認<いわゆるKYC>)を意図的に履行しないことで、犯罪行為によって得た資金の出所を意図的に隠蔽したとして、マネーロンダリングおよびインターネット上での犯罪取引プラットフォームの運営で罪に問われている。
同捜査により閉鎖されたのは、Xchange.cash、60cek.org、Baksman.com、Prostocash.comなどのプラットフォームで、BKAによって公表されている。
捜査にてBKAとZITは閉鎖された交換サービスから広範囲にわたるユーザーおよび取引データを確保し、同データがサイバー犯罪対策において貴重な捜査の手がかりとなるとしている。
なおBKAは今年1月、ドイツの海賊版ポータルサイト「Movie2K」の運営会社の責任者2名から約5万BTCを押収。今年7月に売却し最終的に28.8億ドルの収益を得ている。
参考:発表
画像:iStock/bnewsAbdenour-A
関連ニュース
- ドイツ規制当局、未認可運営で国内13台の暗号資産ATM押収
- ドイツ当局、ビットコイン売却で28.8億ドルの収益
- ドイツ政府機関が84億円相当のビットコインを複数取引所に送金か、売り圧の懸念も
- ドイツ政府機関、1450億円相当のビットコインを取引所やマーケットメーカーへ移動
- ドイツ政府機関、ビットコインの売却を終了か
参照元:ニュース – あたらしい経済