テザー社、2024年Q2の監査情報を開示。1184億ドルの準備金を保有

負債を53億ドル上回る準備金を保有

USDTなどのステーブルコイン発行企業テザー(Tether)社が、2024年第2四半期の監査情報を開示。1184億ドル(約16.8兆円)の準備金を保有し、負債を53億ドル(約7,548億円)上回っていることが確認されたと9月18日発表された。

発表によれば、監査は独立系会計事務所であるBDOによって行われたという。

準備金のうち976億ドル(約14.5兆円)以上が米国債であり、テザー社は世界で18番目に大きな米国債保有者となり、ドイツ、UAE、オーストラリアなどを上回っているとのことだ。

またテザー社は45の法域にある180の機関と協力し、約1,850の関連ウォレットを凍結。1億1,300万ドル以上の資産を回収したことも報告している。

テザー社は7月31日、2024年第2四半期の財務情報を開示。2024年上半期に52億ドル(約7,769億円)を記録している。なお同四半期の純営業利益は13億ドル(約1,942億円)とのことだ。

また9月には、ジャスティン・サン(Justin Sun)氏が設立したパブリックブロックチェーンのトロン(TRON)、暗号資産取引に関するセキュリティツールを提供するTRMラボ(TRM Labs)らと協力し、暗号資産(仮想通貨)犯罪に対抗する民間金融犯罪ユニット「T3 Financial Crime Unit (T3 FCU)」を設立したことを報告。

「T3 FCU」は、トロンブロックチェーン上のUSDTの使用に関連する違法行為と闘うために官民協力を促進させる取り組みだ。

参考:テザー社
画像:Reuters

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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