サムスン子会社が「Soneium・Astar」を評価|Startale Labsに戦略的投資

スターテイルラボとSoneiumの取り組み

サムスンの子会社SAMSUNG NEXT(サムスンネクスト)が、日本のWeb3企業スターテイルラボへの出資を2024年9月3日に発表しました。この動きは、急成長する仮想通貨・ブロックチェーン市場での韓国企業の積極姿勢を表しています。

スターテイルラボは、Astar Network(ASTR)開発者の渡辺創太氏が2023年1月に立ち上げました。最近ではソニーグループと組み、Web3専門の合弁会社「Sony Block Solutions Labs」を設立し、次世代イーサリアムL2ブロックチェーン「Soneium(ソニューム)」の開発を進めています。

Soneiumは、Web3技術の普及を促す重要プロジェクトとして注目を集めています。このプラットフォームは、開発者やクリエイターが使いやすく、拡張性の高い環境を目指しています。

サムスンネクストは、スターテイルラボが手がけるAstar Network、Soneium、Startale Cloud Servicesに着目して投資を決めました。これらは、分散型アプリ(dApps)スマートコントラクトの開発・展開を簡素化する重要なツールとインフラです。

SAMSUNG NEXTは公式発表の中で「Startale Labsに投資した理由」について次のように語っています。

私たちがStartale Labsに投資した理由は、同社がAstar Network、Soneium、Startale Cloud Servicesといったツールやインフラを提供することで、Web3エコシステムの主要な課題を解決する最前線にいるからです。

彼らのソリューションは、分散型アプリケーション(dApps)やスマートコントラクトの開発と導入を容易にして、高い参入コスト・相互運用性の欠如・技術的な複雑さなどといった障壁を効果的に削減し、Web3技術を開発者や企業にとってよりアクセスしやすく、スケーラブルなものにしています。

サムスンネクストのWeb3への取り組み

サムスンネクストは、AI、ブロックチェーン、IoTなどの先端技術分野に力を入れており、AlchemyやDapperなど有名なWeb3企業にも投資しています。

今回の出資に加え、「Soneium Spark インキュベーションプログラム」への参加も表明しました。このプログラムは、Soneiumのエコシステム成長と開発者コミュニティの育成を後押しします。

スターテイルラボは、この提携について「Web3のグローバル展開を加速させる取り組みへの支援に感謝します。今後も革新的な製品開発を続けます」とコメントしました。

日本のWeb3市場の可能性

日本は、政府の後押し、優秀な人材、大手企業の積極投資を背景に、Web3イノベーションの先進国として注目されています。特に、成熟したゲーム産業と金融セクターは、Web3技術の発展に適した土壌となっています。

この戦略的提携により、Web3技術の普及と革新がさらに進むと見込まれます。サムスンネクストとスターテイルラボの協力は、世界のブロックチェーン産業に新たな可能性をもたらすものとして、業界の注目を集めています。

両社の連携は、韓国と日本という東アジアの技術大国間の協力を象徴するものです。この地域でのWeb3技術の発展が、世界のブロックチェーン市場にどう影響するか、今後の展開が注目されます。

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Souce:SAMSUNG NEXT公式発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル画像:Startale公式発表から引用

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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