アニメIPカードゲーム「KANOI」Immutable zkEVM上でローンチへ
2024年8月29日、ブロックチェーンゲーム業界に大きな動きがありました。gmlabs株式会社が、Immutableとの戦略的パートナーシップを発表しました。この提携により、gmlabsが手がける日本の妖怪や陰陽師の世界観を題材としたアニメIPトレーディングカードゲーム「KANOI」が、Immutableのプラットフォーム上でリリースされることになりました。
KANOIは、ゲーム、IP、トークンを融合させた独自のエコシステムの構築を目指しています。今回の提携により、ImmutableやAnimoca BrandsといったWeb3業界の大手企業とともに、グローバル市場での展開を加速させる狙いがあります。
Immutableが提供するImmutable Platformは、イーサリアム(ETH)上でのWeb3ゲーム開発において推奨されるプラットフォームとして知られています。KANOIにとって、この技術力と業界での地位は非常に魅力的なポイントとなっています。
今回、KANOIはImmutable zkEVM上でローンチすることが決定しました。Immutable zkEVMは、Polygonが強化したLayer-2ソリューションで、ゼロ知識ロールアップ技術を採用しています。これにより、高いスケーラビリティと低いガス代を実現しつつ、セキュリティも維持できるのが特徴です。
KANOIの対応プラットフォームは、PC(Windows/Mac)となっています。また、ブロックチェーンとしてはImmutableに加え、BASEも採用しています。これにより、幅広いユーザー層へのアプローチが可能となるでしょう。
興味深いのは、KANOIが日本のWeb3プロジェクトとのコラボレーションを積極的に募集している点です。これは、日本発のプロジェクトとしてのアイデンティティを大切にしつつ、グローバル展開を目指す姿勢の表れと言えるでしょう。
gmlabsは2022年9月28日に設立された比較的新しい会社ですが、今回の提携により、業界内での存在感を急速に高めています。東京都渋谷区に本社を構え、Web3ゲーム開発の最前線で活動しています。
ブロックチェーンゲーム業界は日々進化を続けています。KANOIとImmutableの提携は、この業界に新たな可能性をもたらすかもしれません。日本の伝統的な文化要素とWeb3技術の融合が、どのような形で世界市場に受け入れられるのか、今後の展開が期待されます。
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Souce:gmlabs公式発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル画像:gmlabs公式発表から