価格低迷の裏で「ビットコイン買い増し」の動き|米上場企業が「保有量1,000 BTC」達成

Semler ScientificからBTC購入報告

NASDAQ(ナスダック)に上場している米医療機器メーカーのSemler Scientific(セムラーサイエンティフィック)社は2024年8月26日、83ビットコインを500万ドル(約7億3,000万円)で購入したことを発表しました。

今回の追加購入により、同社のビットコイン(BTC)保有量は1,012枚に達し、総投資額は6,800万ドル(約99億4,000万円)となりました。同社は、手数料や関連経費もこの金額に含まれるとして報告しています。

Semler Scientificは、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンノゼに本社を置く医療機器企業で、主に心血管疾患の診断と管理に関する製品を開発・販売しています。

Semler Scientificが最初にビットコインに投資したのは2024年5月28日で、当時は581 BTCが4,000万ドルで購入されています。さらに6月6日には247 BTCを約1,700万ドルで追加購入し、保有数を828 BTCに増やしたと報告されています。

5月28日の発表でSemler Scientificの会長であるエリック・セムラーは氏「当社のビットコイン財務戦略とビットコインの購入は、ビットコインが信頼できる価値の保存手段であり、魅力的な投資であるという当社の信念を強調するものです」と述べています。

なお、Semler Scientificは以前の発表の中で「ビットコインが有する独自の特性は、法定通貨だけでなく他の暗号資産とも差別化できるものだ」とも語っており、”ビットコイン以外の仮想通貨に投資する計画がないこと”も明かしています。

ビットコイン投資に関する報告は続々と

国内では、東証上場企業メタプラネットが8月20日に5億円相当のビットコインを追加購入したことも報じられており、国内・国外問わず様々な企業がビットコインに投資をする姿勢が加速しています。

また、ビットコインを自国の法定通貨の1つとして採用しているエルサルバドルは「毎日1BTCを購入し続ける戦略」を採用しています。

そのため、仮想通貨業界ではこれからどのような企業が新たにビットコインを購入していくのかにも注目が集まっています。

今後、この投資判断がSemler Scientificの財務状況や業績にどのような影響を与えるか、また他の医療機器企業がこの動きに追随するかどうか、業界内外から高い関心が寄せられています。

※価格は執筆時点でのレート換算(1BTC=59,390ドル)

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Souce:Semler Scientific公式発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル画像:Freepikのライセンス許諾により使用

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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