テレグラム創設者の釈放に向けたDAO設立の動き|仮想通貨業界からの支援表明
ジャスティン・サン氏がテレグラム創業者の支援発表
仮想通貨業界で著名な起業家であるジャスティン・サン氏が「#FreePavel DAO」の設立を、2024年8月26日に自身のX(Twitter)で呼びかけました。
2024年8月24日に、テレグラム(Telegram)創業者のパヴェル・ドゥロフ氏がフランスで逮捕されました。テレグラムは、仮想通貨のコミュニティに広く活用されています。テレグラム創業者逮捕のニュースは、仮想通貨業界に大きな衝撃を与えました。
こういった状況を受けてトロン(TRON)創業者で、仮想通貨業界で著名な起業家のジャスティン・サン氏は釈放を支援する「#FreePavel DAO」の設立をXにて呼びかけています。あわせて、約1.5億円の寄付を行う旨を明らかにしました。
We should show the cryptocurrency industry's unity by organizing a #FreePavel DAO to help Telegram founder Pavel Durov legally gain freedom. I'll donate $1 million if it's created in a decentralized way with enough community support. @elonmusk @MarioNawfal
— H.E. Justin Sun 孙宇晨(hiring) (@justinsuntron) August 25, 2024
テレグラム創業者であるパヴェル・ドゥロフ氏が自由を得られるように、#FreePavel DAOを組織し、仮想通貨業界は団結するべきです。コミュニティから十分な支援を受け、分散型で設立されるなら100万ドル(約1.5億円)の支援を行います。
ジャスティン・サン氏は、#FreePavel DAOを呼びかける約10分前に、今回の逮捕に大きなショックを受けている旨を明らかにし、テレグラムが何十億人もの人にとって重要なツールであるという見解も投稿しています。
ジャスティン・サン氏以外にもソラナ共同創設者のアナトリー・ヤコベンコ氏や、イーサリアム共同創設者のヴィタリック・ブテリン氏など、仮想通貨の業界の著名な人物からパヴェル・ドゥロフ氏を支持する見解がみられます。
フランス当局からの公式生命も
波紋が広がるテレグラム創業者の逮捕
2024年8月26日にフランス当局は、パヴェル・ドゥロフ氏の逮捕理由を公表しました。パリ高等裁判所は、暗号を利用したサービスおよびツールの提供と、広範囲なサイバー犯罪の一環として逮捕されたと表明しています。
パヴェル・ドゥロフ氏はロシア出身でフランス国籍を持つとされ、今回の逮捕に伴って25日にはフランス当局に対してロシア大使館が抗議を行っています。
仮想通貨業界に限らずXではハッシュタグの「#FreePavel」を用いてパヴェル・ドゥロフ氏の釈放を求める意見が見られ、イーロン・マスク氏が支持を表明する投稿も見られました。
#FreePavel
pic.twitter.com/B7AcJWswMs— Elon Musk (@elonmusk) August 25, 2024
#FreePavel
このような事態を受けて、フランス大統領のエマニュエル・マクロン氏はXにて、フランスは表現やコミュニケーションを重視していると表明しました。
I have seen false information regarding France following the arrest of Pavel Durov.
France is deeply committed to freedom of expression and communication, to innovation, and to the spirit of entrepreneurship. It will remain so.
In a state governed by the rule of law,…
— Emmanuel Macron (@EmmanuelMacron) August 26, 2024
パヴェル・ドゥロフ氏の逮捕を受けて、フランスに関する誤った情報を目にします。フランスは表現とコミュニケーションの自由、イノベーション、起業家精神を重視しています。法治国家では、ソーシャルメディア上においても法的枠組みの中でのみ自由が守られます。
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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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