ワールドコインの技術活用が国家規模で進む?マレーシア政府機関「MIMOS Berhad」と提携
ワールドコイン(Worldcoin/WLD)は2024年8月16日に、マレーシアの国立応用研究開発機関である「MIMOS Berhad」と提携して、ワールドコインの技術をマレーシアのデジタルインフラに統合することを発表しました。
今回の発表では、ワールドコインの開発組織であるTools for Humanity(TFH)と、ワールドコイン財団、MIMOS Berhad、大手デジタル政府サービスプロバイダーであるMYEGの4者が覚書を締結したことが報告されています。
提携の目的は「ワールドコインとTFHの技術を活用して、デジタル認証関連で進められている作業や将来の取り組みを改善すること」にあるとのことです。
また今回の覚書によって、マレーシアではワールドコインの虹彩認証装置「Orb」を用いて「World ID」を取得できるようになったとも伝えられています。
World IDは、人間であることを証明するワールドコインのデジタルIDであり、Orbを用いた虹彩スキャンを完了することで取得することが可能、World ID保有者は定期的に仮想通貨WLDで報酬を獲得できるようになっています。
公式発表では「Orbを共同で製造すること」や「ワールドチェーンとマレーシアの国家ブロックチェーンインフラをつなぐこと」でも協力していくと説明されているため、今後はマレーシアでワールドコイン関連の技術活用が拡大していく可能性があると予想されます。
なお、TFHはOrbとWorld Appの両方に関する専門知識とサポートを提供する予定で、MYEGは技術的な統合とハードウェアの展開に取り組むとされています。
ここ最近では、ワールドコインの技術活用に関する報告が続々と増えてきているため、今後は「World ID」や「WLD」を活用できる範囲がさらに広がっていくことになると期待されます。
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