ビットコインシティ建設計画が本格化?イルポート社が港湾改革に16億ドル投資

エルサルバドル史上最大の民間投資

エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領は2024年8月12日に、トルコの持株会社であるYILPORT Holding(イルポート)がビットコインシティ構想の拠点となる港を含む2つの港に16億2,000万ドル(約2,390億円)を投資することを発表しました。

今回の投資は、エルサルバドルの港湾2ヶ所を拡張して、地元の港湾局と共同で運営するためのもので、ナジブ・ブケレ大統領はこの投資について「エルサルバドル史上最大の民間投資」と報告しています。

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2024年末頃から共同プロジェクトを開始

拡張・改修の対象となる港は、トルコ輸出のほとんどを扱っているという貿易港の「アカフトラ港」と、ビットコインシティの建設が予定されている場所にある「ラ・ウニオン港」で、今後50年間はイルポート社とエルサルバドルが共同で両港を運営することになると報告されています。

イルポート社との共同プロジェクトは2024年末から段階的に展開される予定で、第1段階ではアカフトラ港のインフラを近代化して新しい設備を導入、第2段階では港の容量を3倍にするためのインフラ構築が進められると伝えられています。

ビットコインシティの建設が予定されているラ・ウニオン港は約20年間使用されていなかったため、初期段階は浚渫(水深を深くするための土砂除去)や新しい機器の調達に重点が置かれるとのことです。

ビットコインシティの建設計画も進む?

ビットコインシティは、2021年11月にエルサルバドルで発表された仮想通貨推進都市の名称で、「消費税以外の税金を免除すること」や「火山の地熱発電を利用して二酸化炭素(CO2)排出量ゼロを実現する計画」などが発表されています。

この仮想通貨推進都市の建設計画には、ビットコインを担保とした火山債である「ボルケーノ債」の発行なども含まれていて、2022年5月には「ビットコインシティの模型画像」も公開、住宅地・商業地区・博物館・娯楽施設・バー・空港・港・鉄道などといった様々な施設が建設される予定だと伝えられていましたが、建設はまだ始まっていませんでした。

しかし、今回の共同プロジェクトが開始されれば、ビットコインシティの建設予定地でもインフラ整備が進むことになると予想されるため、今後はビットコインシティの建設計画が本格化していく可能性があると期待されています。

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参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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