クレイグ・ライト氏「サトシ・ナカモトは自分ではない」と宣言

裁判所命令で「自分はサトシではない」と公言

自分自身のことをビットコイン(BTC)のホワイトペーパーを書いたサトシ・ナカモトだと主張していたクレイグ・ライト氏は2024年7月16日に、自身の公式サイトで「クレイグ・スティーブン・ライトはサトシ・ナカモトではない」と宣言しました。

クレイグ・ライト氏はオーストラリア出身のコンピューター科学者であり、ビットコインの生みの親である「サトシ・ナカモト」の正体が自分だと主張し続けてきたことで知られています。

今回の宣言は、裁判で敗訴したクレイグ・ライト氏が英裁判所から「自分がクレイグ・ライトではないことを公に認めるように」と命じられたためであるとのことで、「craigwright.net」には法的通知を引用する形で以下のような文面が記載されています。

第一、ライト博士はビットコインのホワイトペーパーの著者ではありません。

第二、ライト博士はビットコインのホワイトペーパーの著作権の所有者ではありません。

第三、ライト博士は2008年から2011年の間に「サトシ・ナカモト」という偽名を使用して活動した人物ではありません。

第四、ライト博士はビットコインシステムの作成者ではありません。

第五、ライト博士はビットコインソフトウェアの初期バージョンの作成者ではありません。

(画像:craigwright.net)(画像:craigwright.net

この件について訴訟を起こすことも禁止

ライト氏は自身の公式ウェブサイト・Xアカウント・Slackチャンネルで自分がサトシ・ナカモトではないことを表明するよう命じられているとのことで、この公開宣言は公式サイトとSNSで6ヶ月間、Slackチャンネルでは3ヶ月間掲載される必要があると伝えられています。

また、ライト氏は「自分はサトシ・ナカモトではないと認めること」だけでなく「今後この件について英国の裁判所で訴訟を起こすこと」も禁じられていると報告されています。

サトシ・ナカモトの正体は依然として不明のままですが、2021年にスペインの刑務所で死去したジョン・マカフィー氏は『サトシ・ナカモトの身元を突き止めるのは簡単だ』と語っています。

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参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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