TONのレイヤー2プロジェクト「TON Applications Chain(TAC)」登場
The Open Platformは2024年7月10日に、トン・アプリケーションズ・チェーン(TON Applications Chain/TAC)と呼ばれる新しいプロジェクトを発表しました。
TON Applications Chain(TAC)は、The Open Network(TON)のレイヤー2ネットワークであり、TONエコシステムにEVM(イーサリアム仮想マシン)互換性をもたらすと説明されています。
TON Applications Chain(TAC)の魅力は、イーサリアム基盤のアプリケーションをTONでも使えるようにすることにあります。これにより、イーサリアムの開発者たちはTONのユーザー向けにもサービスを提供できるようになります。
TACはポリゴンのチェーン開発キット(CDK:Chain Development Kit)を利用することを予定しているとのことで、TACの登場によって、TONエコシステム内で分散型金融(DeFi)、ゲーム、分散型IDソリューションの開発が促進される可能性があると期待されています。
現在TONの勢いは目覚ましく、仮想通貨TONは時価総額ランキングでトップ10入り。取引量も増加の一途をたどっています。アナリストたちは、TACの導入でこの成長がさらに加速すると予想しています。
TACの生みの親であるPavel Altukhov氏は「TACはTONの成長を大きく後押しするでしょう」と自信を見せており、TACによって金融サービス、ゲーム、SNS、個人認証などの分野で革新的なサービスが生まれると期待されています。
業界の専門家たちは、TACの登場がTONだけでなく、仮想通貨業界全体にも大きな影響を与える可能性があると注目しています。最近では、テレグラムを使ったゲーム「ハムスターコンバット」のユーザーが2億3,900万人を突破するというニュースが話題となりました。
TACの導入によって大規模なユーザーベースを持つプラットフォーム上で、より多様な仮想通貨サービスが展開される可能性が高まっているため、仮想通貨の普及と採用を大きく後押し、業界全体にとって重要な転換点となるかもしれないと期待されています。
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(TAC公式発表)