ユニスワップ、OPスタックベースのイーサL2「Zora」で稼働開始

ユニスワップがZoraで稼働開始

大手DEX(分散型取引所)のユニスワップ(Uniswap)が、イーサリアム(Ethereum)レイヤー2ブロックチェーン「ゾラネットワーク(Zora Network)」に対応を開始した。ユニスワップ開発元のユニスワップラボ(Uniswap Labs)が6月26日発表した。

これにより「ゾラネットワーク」上のトークンをユニスワップでスワップすることや、ユニスワップにて流動性プロパイダー (LP)として同チェーンに流動性提供することで、手数料の獲得も可能になる。

なお「ゾラネットワーク」への対応は、ユニスワップのインターフェース(ブラウザ版)とモバイルアプリ版(ウォレット)が共に対象とのこと。

またLPについては、ユニスワップv2およびv3のインターフェースにて利用が可能だという。

さらにユニスワップでは上記に加え、ユニスワップモバイルアプリ版での「ゾラネットワーク」のNFTサポートも開始。これによりウォレット内の「ゾラネットワーク」上のNFTも確認可能になったとのことだ。

今回の「ゾラネットワーク」への展開によりユニスワップは、イーサリアム(Ethereum)やイーサL2のアービトラム(Arbitrum)、オプティミズム(Optimism)、ベース(Base)、ブラスト(Blast)、ZKシンク(ZKsync)の他、ポリゴン(Polygon)、セロ(Celo)、BNBチェーン(BNB Chain)、アバランチ(Avalanche)といった11のブロックチェーンで利用可能になった。

なお「ゾラネットワーク」は、NFTミントプラットフォーム「ゾラ(ZORA)」によって昨年6月に公開された独自のレイヤー2ブロックチェーンだ。同ネットワークは、「OPメインネット(オプティミズム)」の開発元であるOPラボ(OP Labs)提供のソフトウェア「OPスタック(OP Stack)」により立ち上げられている。「OPスタック」は、「オプティミスティックロールアップ(Optimistic Rollups)」を採用した独自のレイヤー2ブロックチェーンを立ち上げられるソフトウェアである。

ちなみに「オプティミスティックロールアップ」は、イーサリアムのレイヤー2で使用される「ロールアップ」技術のひとつ。正当性の検証方法をレイヤー1(イーサリアム)に提出されるデータはすべて正当なものであるという「楽観的(オプティミスティック)」な前提に基づいて検証を行う手法にて、スケーラビリティを確保している。

なお「ロールアップ」とは、元となるブロックチェーンのセキュリティなどを活用しながら、ガス代(ネットワーク手数料)やネットワークの混雑解消を図るスケーリング技術のことだ。

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参考:ユニスワップ
images:iStocks/Yellow-duck・iam2mai

参照元:ニュース – あたらしい経済

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