イーサリアムL2「ブラスト」、プロトコルのガバナンスを管理するブラスト財団設立

ブラストがガバナンスを管理する財団設立

イーサリアム(Ethereum)L2プロトコル「ブラスト(Blast)」が、同プロトコルのガバナンスを管理する非営利団体「ブラスト財団(Blast Foundation)」設立を6月24日発表した。

「ブラスト財団」の設立により、「ブラスト」のガバナンス管理を含め同プロトコルのXアカウントとウェブサイトは、今後「ブラスト財団」によって管理されるとのこと。

なおこれまでは「ブラスト」のXアカウントとウェブサイトは同プロトコルの開発元である「アーケードリサーチ(Arcade Research)」によって管理されていたという。

また「ブラスト財団」では、同財団が掲げるビジョンである「ブラストビジョン(Blast Vision)」を支援していくとのこと。なお「ブラストビジョン」の詳細については今月26日に公表されるという。

「ブラスト財団」設立の発表は、「ブラスト」が今月26日に実施するトークンエアドロップの2日前となる。トークンエアドロップについては、ブリッジドアセットポイントの「ブラストポイント(Blast Points)」に50%、デベロッパーポイントの「ブラストゴールド(Blast Gold)」に50%と分けて、それぞれのポイントの保有者に割り当てられるとのこと。

ちなみに「ブラスト」によるトークン名称およびティッカーシンボルは、まだ公開されていないようだ。

「ブラスト」とは

「ブラスト」は、オプティミスティックロールアップ(Optimistic Rollups)を採用したイーサリアムのL2ネットワークだ。

同ネットワークは「ネイティブ・イールド」という仕組みにより、預け入れたイーサリアム(ETH)およびステーブルコインに対して自動的に利回りが提供される特徴がある。該当するトークンをブリッジし保有しておくと残高が自動で増えていくとのこと。ウェブサイトにはETHで4%、ステーブルコインで5%の利回りが実現しているとのこと。

「ブラスト」は、アグリゲーター機能実装のプロトレーダー向けNFTマーケットプレイス「ブラー(Blur)」創設者のパックマン(Pacman)氏が開発を進めるブロックチェーンだ。

昨年11月にアーリーアクセスをスタートしており、アーリーアクセスの参加者が発行可能な招待コードを使用することで同ネットワークにトークンをブリッジできる。

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images:iStocks/Максим-Ивасюк

参照元:ニュース – あたらしい経済

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