コロプラ、仏CBIと「ブリリアンクリプト」の世界展開に向け提携

コロプラがCBIと資本業務提携

コロプラが、ユーロネクスト・グロース・パリ上場の仏クリプトブロックチェーンインダストリーズ(Crypto Blockchain Industries:CBI)との資本業務提携を6月7日発表した。

またこれに合わせ、コロプラのグループ会社のブリリアンクリプト(Brilliantcrypto)社は、ブロックチェーンゲーム「Brilliantcrypto」のPC版のフランス及び欧州地域・南米におけるパブリッシングに関してCBIと契約締結することも決定したとのこと。

コロプラは、「Brilliantcrypto」の世界展開を行うこと、および中長期的なパートナーシップの構築を目的として、CBI社が保有する普通株式35,852,574株(本件自己株式処分後の発行済株式総数に対する所有割合12.5%)を自己株式処分により1,250万ユーロ(約21.1億円)にて取得するとのことだ。

なおCBIは1つのアカウントで複数の異なるワールドをシームレスに探索できるメタバース・プラットフォーム「AlphaVerse」等を開発・運営、Web3ゲームパブリッシング、投資事業を欧州、南米、北米などで展開している企業だ。同社は欧州及び南米に拠点を持ち、当該地域でのネットワークやマーケティングノウハウを有しているという。

ブリリアンクリプト社は、大手ゲーム企業コロプラの100%子会社で、ブロックチェーン技術を活用したGameFi(ゲーム×金融)事業を行う企業。

同社開発の6月17日リリース予定の「Brilliantcrypto」は、プレーヤーがゲーム内の鉱山をつるはしで掘ることで宝石や暗号資産を獲得できるゲームとなっている。

同ゲームにおいてつるはしや宝石はNFTとなっており、プレイヤーはブリリアンクリプトトークン(BRIL)を使うことでゲーム内で使う「つるはしNFT」の購入や強化、耐久力の回復などができるという。また同トークンはゲームを始めるためや、プレイをより効率的にするためにも使用できるとのことだ。

なお同ゲーム開発者であっても宝石を任意に生成できないため、コロプラグループ自身も今後の事業展開に活用するためには宝石を採掘または購入する必要がある。そのためコロプラグループはNFTである宝石への投資を目的として、デジタル宝石ファンド「Digital Gemstone Fund 1」の組成を決定している。

また同ゲームにおけるユーティリティトークン「ブリリアンクリプトトークン(BRIL)」は、コインチェック運営のIEOプラットフォーム「Coincheck IEO」において、国内6例目のIEOとしてトークン販売が6月10日まで行われている。なおこのIEOは上場企業100%子会社による初の事例になる。

ちなみにIEOとは、企業等のブロックチェーンプロジェクト発行のトークンによる資金調達を暗号資産取引所が支援し、具体的には主体となって発行体のトークンを販売するモデルのことだ。

また同ゲームは、サッカークラブの一つであるパリ・サン=ジェルマンとグローバルパートナーシップ契約を締結している他、ブリリアンクリプトトークン(BRIL)の国内IEOに次ぐ海外取引所へのトークン上場第1弾としてスペイン語圏最大級の暗号資産(仮想通貨)取引所Bit2Me(ビットゥーミー)と今年1月に提携している。

関連ニュース

参考:ブリリアンクリプト
images:iStocks/digitalmazdoor-digitalmazdoor・Ninja-Studio

参照元:ニュース – あたらしい経済

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です