豪州初の直接BTC保有の「ビットコイン現物ETF」が取引開始、Monochrome提供で

豪州初の直接BTC保有の「ビットコイン現物ETF」が取引開始

豪州のデジタル資産運用会社モノクロームアセットマネジメント(Monochrome Asset Management)が、ビットコイン現物ETF(上場投資信託)となる「モノクローム・ビットコインETF:Monochrome Bitcoin ETF(IBIT)」の正式ローンチを6月4日発表した。同商品は、Cboe(シーボー)オーストラリア取引所にて同日取引が開始されている。

「IBIT」は、ビットコインを直接保有する形式の現物ETFで、また豪州金融サービスライセンス(AFSL)の認可を受けたETFであるという。このようなビットコインの直接保有とAFSLの認可を受けたETFは豪州では初の事例とのこと。

モノクロームによると「IBIT」以前のビットコインETFは、ビットコインを間接的に保有する商品か、オフショア(海外)の商品だったという。これらはAFSLの対象がとのことだ。

なおモノクロームは「IBIT」により保有するビットコインのカストディアンとして、米ジェミナイ(GEMINI)を採用している。また「IBIT」のビットコイン価格のベンチマークとしてCME CF Bitcoin Reference Rate-Asia Pacific Variant(BRRAP)を利用しているとのことだ。

モノクロームアセットマネジメントのCEOであるジェフ・ユー(Jeff Yew)氏は「IBTCを市場に投入できることをうれしく思います。IBTCはビットコインを直接保有しており、これはオーストラリアで初めてのことです。このことは、投資家保護を重視するモノクロームの使命である、安全で、コンプライアンスが守られ、この変革的な分野に参加するためのわかりやすい道を提供することと一致します」とコメントしている。

なおオーストラリアでは2022年にビットコインのみならずイーサリアムの現物ETFが立ち上げられていたが、資金流入が低調だったため上場廃止された経緯がある。

ちなみに同ETFはコスモスアセットマネジメント(Cosmos Asset Management)による「コスモスパーパスビットコインアクセスETF:Cosmos Purpose Bitcoin Access ETF」と「コスモスパーパスイーサリアムアクセスETF:Cosmos Purpose Ethereum Access ETF」である。

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参考:モノクローム
images:iStocks/werbeantrieb・LongQuattro

参照元:ニュース – あたらしい経済

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