マウントゴックス「1兆円相当以上のビットコイン」を別ウォレットに送金

わずか数時間で「107,520 BTC」を外部送金

2014年に経営破綻した暗号資産取引所Mt.Gox(マウントゴックス)のウォレットから、約1兆1,400億円に相当する「107,520 BTC」が別のウォレットへと送金された事が明らかになりました。

今回の送金は過去数時間の間に複数回に分けて行われたもので、大口保有者の仮想通貨送金情報を発信している「Whale Alert」からは以下の数量のビットコインが送金されたと報告されています。

送金先ウォレットは1つ、その後の移動はなし

ブロックチェーン上に記録されたデータでは、これらのビットコインが全て「1JbezDVd9VsK9o1Ga9UqLydeuEvhKLAPs6」というウォレットアドレス宛に送金されたことが報告されており、記事執筆時点における該当アドレスのBTC保有量は「107,547 BTC」とされています。

(画像:Blockstream Explorer)(画像:Blockstream Explorer

記事執筆時点では、送金先ウォレットから新たにビットコインが移動された記録は残されていませんが、マウントゴックスからの最初の送金は約4時間前で、最後の送金は約1時間前であるため、今後も新たにビットコインが送金される可能性はあると考えられます。

ビットコイン巨額送金の理由は?

Mt.Gox(マウントゴックス)は2023年9月に「基本弁済・早期一括弁済・中間弁済の期限日を2024年10月31日に変更したこと」を発表していましたが、昨年末には「債権者への現金弁済が開始されたこと」も報告されています。

今回の巨額送金がどのような理由で行われたのかは現時点で不明であるものの、マウントゴックスがウォレットからBTCを移動させたのは約5年ぶりとも報告されているため、送金理由などには注目が集まっています。

なお、マウントゴックスのBTC保有量や取引履歴などは「Arkham Intelligence」でも確認することが可能で、今回の送金元となっているマウントゴックスのウォレットのBTC保有量は2024年5月28日15:00時点で「137,892 BTC」とされています。

(画像:Arkham Intelligence)(画像:Arkham Intelligence

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参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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