LooksRare(ルックスレア)は、2022年1月にリリースされたイーサリアムチェーン基盤のNFTマーケットプレイスです。
コミュニティを重視しており、ユーザーの要望を取り入れながら運営されています。
また、他のマーケットプレイスと比較して取引手数料が低いのも特徴です。
過去にはOpenSeaユーザーにトークンをエアドロップし、ヴァンパイア攻撃を行ったとして注目を集めたNFTマーケットプレイスです。
本記事では、LooksRareの特徴や使い方を解説します。
NFTの出品や販売、購入方法についても画像付きで解説しているので、是非参考にしてください。
| 名称 | LooksRare（ルックスレア） |
| 取り扱いコンテンツ | PFP、ゲームアイテム |
| 決済手段 | 暗号資産 |
| 手数料 | 購入価格の2.0% |
| 対応ブロックチェーン | イーサリアム（Ethereum） |
| 公式X | https://twitter.com/LooksRare |
| 公式サイト | https://looksrare.org/ja |
LooksRareは、2022年1月にリリースされたイーサリアム基盤のNFTマーケットプレイスです。
Zodd氏とGuts氏と名乗る2人によって開発されました。
一つのNFTに対してだけでなく、コレクション全体にオファーを出せる機能もあるので便利です。
また、PFPだけでなく、ゲームアイテムを多数取り扱っている点も特徴と言えます。
LooksRareの特徴は以下の3つです。
順番に解説します。
LooksRareの特徴の一つが、独自トークンである「LOOKS」を発行している点です。
LOOKSトークンは、NFTマーケットプレイスLooksRare内で利用できます。
暗号資産取引所での購入の他、トークンのステーキングやNFT取引の報酬としても獲得できます。
LOOKSトークンの発行上限枚数は10億枚で、2024年4月時点のLOOKSトークンの価格は16.02円です。
LooksRareでは、暗号資産のステーキングが可能となっています。
保有している暗号通貨やデジタルアセットを一定期間預け入れ、ネットワークの運営に貢献する仕組み
ステーキングのメリットとしては、ステーキング額に応じて報酬がもらえる点です。
LooksRareでは、NFTの取引時に一律2%の手数料が掛かります。
LOOKSトークンをステーキングしていると、その日のNFT販売総額に応じた報酬が再分配されます。
NFTの売買によって獲得したLOOKSトークンをステーキングすると、効率的に資産を増やせるのでおすすめです。
LooksRareは、リリース時にOpenSeaユーザーにLOOKSトークンのエアドロップを実施しています。
特定のユーザーに向けてトークンを無料で配布するイベント。知名度の向上やユーザーの獲得を目的に実施される場合が多い。
LooksRareのエアドロップは、世界最大手のNFTマーケットプレイスであるOpenSeaからユーザーの流入を狙ったものだと考えられます。
このように、競合のプラットフォームに対してトークンのエアドロップや手数料の削減などを実施し、ユーザーを獲得する施策を「ヴァンパイア攻撃」と呼びます。
LooksRareは、ヴァンパイア攻撃によって、一時は24時間あたりの取引額でOpenSeaを上回り、注目を集めました。
LooksRareの始め方は、以下の5ステップです。
順番に解説していきます。
はじめに、国内の暗号資産取引所の口座開設を行います。
口座開設時には以下のものが必要です。
口座開設は無料でできます。
LooksRareでNFTを購入する場合、暗号資産ウォレットが必要となります。
暗号資産ウォレットとは、暗号資産やNFTを保管するためのデジタル上のウォレットです。
暗号資産ウォレットのアカウントを作成するなら「メタマスク(MetaMask)」がおすすめです。
メタマスクの詳しい作成方法は、以下の記事を参考にしてみてください。
LooksRareでNFTを購入するための、暗号資産を取引所で購入します。
取引所に日本円を入金し、暗号資産を購入します。
購入した暗号資産を作成した暗号資産ウォレットに送金します。
送金手順は以下の通りです。
取引所で送金先アドレスを入力し、出金申請を行うとウォレットに暗号資産が送金されます。
ウォレットアドレスを誤ったまま送金手続きを行うと、暗号資産がウォレットに着金せず、そのまま失ってしまう恐れがあるので注意しましょう。
LooksRareと暗号資産ウォレットを接続します。
LooksRareの公式サイトにアクセスし、画面右上の「接続する」をクリックします。
「MetaMask」を選択し、ウォレットで「署名」をして、ウォレットの接続は完了です。
LooksRareでは、以下の3つの使い方を覚えておきましょう。
順番に解説します。
画面右上のアイコンをクリックします。
「プロフィール」をクリックします。
自分のコレクションページに画面が切り替わるので、出品したいNFTを選択しましょう。
販売方法や販売価格を入力し、ガス代を支払って出品完了です。
LooksRareでのNFT購入方法は、以下の手順です。
順番に解説します。
LooksRareの公式サイトにアクセスし、画面上の検索窓から購入したいNFTを検索しましょう。
購入したいNFTを選択できたら、作品をクリックし、作品ページに移動します。
NFT作品の購入方法は、「今すぐ購入」と「オファー」の2種類があります。
2つの購入方法について、それぞれ詳しく解説します。
「今すぐ購入」は、表示されている価格でNFTを今すぐに購入できる方法です。
「今すぐ購入」をクリックし、購入金額とガス代を支払うと購入は完了です。
「オファー」は、NFTの販売者に購入オファーを送る方法です。
「オファー」をクリックし、「価格」と「有効期限」を入力します。
最後に「購入オファーを提示」をクリックして完了です。
オファーを出す際には、ETHではなくWETHが必要になるので注意しましょう。
LooksRareを利用する際の注意点は以下の3つです。
順番に解説します。
LooksRareは、イーサリアム（Ethereum）のNFTしか対応していません。
PolygonやビットコインなどのNFTを購入したい場合は、他のNFTマーケットプレイスを利用する必要があります。
今話題のNFTマーケットプレイスの「Magic Eden」であれば、流行りのビットコインNFTを含む5つのブロックチェーンに対応しています。
LooksRareの取引量は、全盛期よりも減少しています。
元々ヴァンパイア攻撃によってユーザーを獲得しているため、エアドロップが終了した現在は取引量が減少しています。
取引量が減少するとNFTの流動性が低下してしまい、NFTの売却時に売れにくくなるので、注意が必要です。
今後、取引量増加に向けたLooksRareの施策が期待されます。
LooksRareの独自トークンであるLOOKSトークンは、2024年4月時点で国内取引所では購入できません。
購入したい場合は、海外取引所を利用する必要があります。
LOOKSトークンを購入できる取引所は以下の通りです。
上記の他にも、分散型取引所（DEX）のUniswapでも取引可能です。
海外取引所は、国内取引所に比べてリスクが高いため、利用する際には事前のリサーチを行い、自己責任で行いましょう。
LooksRareに関するよくある質問は以下の3つです。
順番に解説します。
LooksRareは、スマートフォンでも利用できます。
アプリは、以下のURLからインストールできます。
言語の変更は可能です。
LooksRareの公式サイトにアクセスし、画面下部にスクロールして「地球マーク」から変更できます。
YOLOは、LOOKSトークンやNFT、ETHを預けて、YOLOトークンを獲得できるゲームです。
新興のレイヤー2ブロックチェーン「Blast」上で展開されているGambleFiプロジェクトの一つです。
ゲームの手数料や利回り、Blastインセンティブの全てがユーザーに還元されます。
また、LooksRareが獲得した手数料の50%は、LOOKSトークンを市場から直接買い戻すために使用されています。
本記事では、LooksRareの特徴や使い方、始め方について解説しました。
LooksRareは、OpenSeaユーザーに向けてトークンをエアドロップして有名になったNFTマーケットプレイスです。
リリース後すぐに、一時は24時間のNFT取引量でOpenSeaを上回りました。
しかし、イーサリアム（Ethereum）にしか対応しておらず、取引量が減少している点には注意が必要です。
LooksRareを利用する際には、ステーキング機能を活用してLOOKSトークンを効率的に増やすのがおすすめです。
参照元：NFT Media
