ビットコイン「2030年までに380万ドル」キャシー・ウッド氏が価格予想を引き上げ

ARK CEOの強気なビットコイン価格予想

米国の資産運用会社ARK InvestmentのCEOであるキャシー・ウッド氏が、ビットコイン(BTC)の価格予想を引き上げて「BTC価格は2030年までに380万ドル(約5億8,200万円)まで上昇する可能性がある」との予想を示したことが「BENGINGA」の報道で明らかになりました。

キャシー・ウッド氏は今年1月に、ビットコイン価格について「基本的なシナリオでは2030年までに60万ドル、強気シナリオでは2030年までに150万ドルまで上昇する可能性がある」との予想を語っていました。

これは「機関投資家の参入」を前提としたもので、ARK Investmentが以前公開したレポートでも「世界中の機関投資家がポートフォリオの一部をビットコインに割り当てた場合のBTC価格予想」について以下のように報告されています。

BTCへの割り当て(%) BTC価格予想
1% 120,000ドル(約1,790万円)
4.8% 550,000ドル(約8,200万円)
19.4% 2,300,000ドル(約3億4,300万円)

しかし、キャシー・ウッド氏は今年3月にニューヨークで開かれた投資家向け説明会の中でこれらの予測をさらに引き上げたとのことで、「もしも機関投資家がポートフォリオの5%強をBTCに割り当てた場合には、以前の予測に230万ドルが追加されることになる」と語ったと報じられています。

昨年、私たちはビットコインの強気ケースの予想価格として150万ドルの予想を示しました。

もしも機関投資家がポートフォリオの5%強をビットコインに割り当てた場合、私たちは時間が経つにつれてそうなると考えていますが、それだけでも私が先ほど示した予想価格に230万ドルが上乗せされることになります。

ビットコイン投資の動きは徐々に拡大中

ポートフォリオにビットコインを組み込んでいる機関投資家はまだ少ないため、「世界中の機関投資家がポートフォリオの5%にビットコインを割り当てるという予想が現実になる可能性は低い」との意見も出ていますが、長期的にはBTCに投資する機関投資家が着実に増えているため、この予想を支持する意見も多数出ています。

最近では世界最大の資産運用会社であるブラックロックの関係者が「政府系ファンドや年金基金のビットコインETF参入」を予想したことなども報告されているため、実際に政府系ファンドなどがBTC投資を開始した場合には、他の資産運用会社などがそれに続く可能性もあると予想されます。

今月2日には、ジャック・ドーシー氏が率いるBlock社から「ビットコイン関連製品から得られた粗利益の10%を毎月ビットコインの購入に充てる計画」なども発表されているため、そのような大手企業のBTC投資戦略もビットコインの価格上昇につながると期待されます。

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BENGINGA報道

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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