仮想通貨企業の広告に「エミネム」登場|世界的セレブの起用に注目集まる
EMINEMが「Crypto.com」のPR動画を投稿
EMINEM(エミネム)の名前で知られるラッパーのマーシャル・マザーズ氏は2024年4月26日に、仮想通貨取引所などを展開している「Crypto.com」の広告動画をXに投稿した。
Crypto.com(クリプトドットコム)は、暗号資産取引・仮想通貨決済・ステーキングなどといった様々なサービスを展開している企業で、クロノス(Cronos/CRO)と呼ばれるトークンを発行していることでも知られている。
今回の動画広告は、ロサンゼルス・ダウンタウンにある「Crypto.com Arena」で開催されるNBAの試合中にプレミア公開される予定で、動画内では「Crypto.com Arena」や「Crypto.comのロゴ」などが数多く映し出されている。
また、動画内にはビットコインで採用されている「Proof-of-Work」の文字や、Crypto.comの「Fortune favors the brave(幸運は勇敢な物に味方する)」というスローガンなども散りばめられている。
You know what it’s always been. #FFTB #Ad @cryptocom pic.twitter.com/XZ3Qf7TkkR
— Marshall Mathers (@Eminem) April 26, 2024
有名人を起用した広告が再び増加?
マーシャル・マザーズ氏の投稿には「#Ad」のハッシュタグが付けられているため、今回の動画広告が「Crypto.com」から依頼を受けたプロモーション目的であることがわかるが、仮想通貨業界では「世界的アーティストが再び広告塔に起用されたこと」に注目が集まっている。
数年前までは世界的に有名なセレブが仮想通貨を宣伝する場面を多く目にしたが、暗号資産取引所FTXの経営破綻など様々なケースで「広告塔になっていた著名人が提訴される事例」が増加し、仮想通貨を宣伝する著名人が少なくなっていたためだ。
マーシャル・マザーズ氏は「EMINEM」の名前で知られる世界的スターであるため、今回の広告が新たなセレブの参入に繋がり、仮想通貨が注目を集める可能性があると期待されている。
なお、エミネムは2018年に「ビットコイン」という言葉がリリックに含まれた曲もリリースしていて、2021年にはNFT作品もリリース、2022年には人気のNFTコレクションである「BAYC」を約5,300万円で購入したことも報告されている。
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