米ドルステーブルコイン「FDUSD」、Sui(SUI)上にローンチ

FDUSDがSuiでローンチ

担保型の米ドルステーブルコイン「FDUSD(First Digital USD)」が、レイヤー1ブロックチェーン「スイ(Sui)」上でローンチした。「FDUSD」発行元である香港拠点のカストディアン及び登録信託会社ファーストデジタル(First Digital)が4月10日発表した。

これにより「FDUSD」は、「スイ」上において初の1:1で裏付けられた独自の米ドルステーブルコインになるとのこと。なお「FDUSD」は、BNBチェーン及びイーサリアム(Ethereum)上でも発行されている。

「スイ」は「FDUSD」のローンチについて「ファーストデジタルとスイの提携は、取引の流動性と効率性を強化し、従来の金融を拡大し続けるデジタル経済に橋渡しし続けることを目的とした戦略的提携です」とXにて説明している。

また「FDUSD」は米国人を対象としたものではない為、米国人は利用できないともXにて説明されている。

スイ(SUI)とは

「スイ」は、メタ(Meta)のブロックチェーン研究開発部門であるディエム(Diem)の元リードエンジニアたちによって設立されたミステンラボ(Mysten Labs)開発のブロックチェーン。高い処理性能による高速なトランザクションと低い手数料で利用できることから高く評価されている。なおスイは、昨年5月3日にメインネットがローンチしている。

ちなみに「スイ」は、ディエム開発の開発言語「ムーブ(Move)」を採用している。また「スイ」の他に、ディエムの開発チームに所属していた元メンバーによって開発されているL1ブロックチェーン「アプトス(Aptos)」でも、「スイ」と同じく開発言語には「ムーブ」が採用されている。

なお国内暗号資産取引所では唯一オーケーコイン・ジャパンが、「スイ」のネイティブトークン「SUI」を取り扱っている。

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images:iStocks/irabell

参照元:ニュース – あたらしい経済

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