米国政府がCoinbaseへ2000BTC送金か、ダークウェブから押収のビットコインの可能性
2024-04-05
米国政府がCoinbaseへ2,000BTCを送金か
米国政府が所有するものと見られる暗号資産(仮想通貨)ウォレットから、米大手暗号資産取引所コインベース(Coinbase)へ2,000BTC(約200億円相当)が4月2日に送金された。このことはオンチェーン情報を追跡する為のインテリジェンス・プラットフォーム「アーカム(Arkham)」にて確認できる。
データによれば、このウォレットはまず初めに0.001BTC(約1万円)をコインベース提供の機関投資家向けサービス「コインベースプライム(Coinbase Prime)」に送金。その後同ウォレットは再び「コインベースプライム」へ2,000BTCを送金している。
現在2,000BTCの送金について米国政府から公式発表はないが、この送金を行なったのは米司法省(DOJ)と見られる。米司法省による今年1月8日付けの通知書では、ダークウェブマーケット「シルクロード(Silk Road)」利用者の麻薬ディーラー2名から押収した2,934BTCを売却(処分)する意向が表明されていた。
また同通知書にて米国政府は、同麻薬ディーラーの1人であるライアン・ファレス(Ryan Farace)氏が所有していた約59BTCと、2021年にファレス氏とショーン・ブリッジス(Sean Bridges)氏から押収した約2,875BTCを「米国司法長官が指示する方法で処分する予定」だと伝えている。
関連ニュース
- 米司法省がダークウェブ「Silk Road」利用者から押収の2934BTC売却へ、市場に影響の可能性も
- 独警察当局がオンライン海賊版グループ関連の約5万BTCを押収、同国では過去最大規模
- 英国、犯罪関与の暗号資産押収に関する法案が正式に可決
- ユーロポールらが暗号資産ミキサー「ChipMixer」を解体、ビットコイン62億円相当押収
- 米国が北朝鮮関連のハッカーから約43.1億円相当の暗号資産押収
参考:アーカム
images:iStocks/stsmhn
参照元:ニュース – あたらしい経済