米サークルの「CCTP」がソラナに対応、8ネットワーク間で「USDC」転送可能に
USDCがソラナにネイティブで転送可能に
米ドルステーブルコイン「USDC」をブロックチェーン間で転送する「クロスチェーン転送プロトコル(Cross-Chain Transfer Protocol:CCTP)」が、ソラナ(Solana)に対応したことが3月26日発表された。
これにより「CCTP」は8つのブロックチェーンに対応。8×7=56のルートで「USDC」を転送できるようになった。
なお現在「CCTP」は、イーサリアム(Ethereum)、OPメインネット(OP Mainnet)、アービトラム(Arbitrum)、ポリゴン(Polygon)、アバランチ(Avalanche)、ベース(Base)、ノーブル(Noble)に対応している。なおノーブルはトークン発行プロトコルであり、同プロトコルを介してコスモス(Cosmos)エコシステムへ「USDC」が転送可能になっている。
また発表によるとオールブリッジ(Allbridge)やワームホール(Wormhole)、ジュピター(Jupiter)といったソラナ対応のトークンブリッジを提供するプロダクト等が「CCTP」に対応するとのことだ。
サークルの「CCTP」は「USDC」を転送元のチェーンで消滅(バーン)させ、転送先のチェーンで発行(ミント)する「バーンアンドミント(Burn and mint)」を採用することで、より安全に他のブロックチェーンに「USDC」を移動できる機能である。
従来のブロックチェーンをまたいだトークンの転送では、トークンを転送元のチェーンで消滅させずスマートコントラクトにロックし、転送先のチェーンで発行する仕組みである「ロックアンドミント(Lock and mint)」が利用されている。
「ロックアンドミント」は通常複雑なコントラクトを利用する必要があり、転送元でトークンはロックされているものの転送先で新たにトークンが発行される為、対象トークンの総発行枚数が増加するリスクをはらんでいる。
サークルの「CCTP」では「バーンアンドミント」の採用により、転送元でトークンをバーンさせることで転送先のトークンがネイティブとなるため、この問題を軽減しているという。また「バーンアンドミント」により、「USDC」の流動性および、トークンブリッジによりロックされるトークンの断片化も抑制する。
1/ All aboard the #CCTP express, Cross-Chain Transfer Protocol is now live on @Solana mainnet!
— Circle (@circle) March 26, 2024
Developers and their users can now move $USDC securely between 8 blockchains with 1:1 capital efficiency.
Learn more about use cases and our ecosystem partners pic.twitter.com/KsF1mQDiCB
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参照元:ニュース – あたらしい経済