カルダノ初:法定通貨裏付けステーブルコイン「USDM」ローンチ
法定通貨担保型の米ドルステーブルコイン「USDM」
カルダノ(Cardano/ADA)のブロックチェーン上で初となる法定通貨担保型の米ドル連動ステーブルコイン「USDM」がリリースされたことが明らかになりました。
#CardanoCommunity,$USDM IS HERE!
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— $USDM on Cardano (@MehenOfficial) March 17, 2024
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ステーブルコイン「USDM」とは?
USDMは、米国の様々な州で送金ライセンスを取得している金融サービス企業「Mehen」が開発した法定通貨担保型の米ドル連動ステーブルコインであり、1USDMの価格が1ドルで安定して推移するように設計されています。
このステーブルコインは価値を裏付けるためにUSDMの価値と同額の米ドルが準備されているのが特徴で、公式サイトでは「全てのUSDMトークンは米国に本拠を構える銀行において、USDで1:1の割合で裏付けられている」と説明されています。
USDMはホワイトペーパー公開の約2年後にローンチされることになりましたが、ローンチが遅れた理由については「米国の銀行で発生した問題」が関係していると報告されています。
USDMの利用方法について
対象地域に住むユーザーはカルダノウォレットを「Mehen dApp」に接続して本人確認(KYC)を完了することによって、銀行口座の連携を通じてUSDMを取得することが可能で、USDMを米ドルに戻して銀行口座で米ドルを受け取ることも可能、米ドルに戻す場合には対象となるUSDMが焼却処分されることになると説明されています。
取得したUSDMはカルダノブロックチェーン上での支払いや取引などに利用することが可能で、今後USDMをサポートするサービスが増加すれば、分散型金融(DeFi)や分散型取引所(DEX)など様々なサービスで活用できるようになると期待されます。
USDMを利用できる地域について
USDMを利用できる地域は記事執筆時点で「承認された米国の17州」に限られているとのことですが、Mehenは提供範囲の拡大に向けて、英国やEUを含む様々な地域でライセンス取得に取り組んでいると伝えられているため、将来的にはより多くの場所で利用できるようになると期待されます。
なお、カルダノでは過剰担保の仕組みを採用したアルゴリズム型ステーブルコインである「Djed」も発行されています。
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