Opening Line:静岡県主催の人材育成プログラムで「NFT修了証の発行」をサポート【自治体初】
NFT修了証の発行をサポート
シンボル(Symbol/XYM)を活用したサービス開発でも知られる「Opening Line」は2024年3月12日に、静岡県主催で株式会社LTSが運営する「デジタル・イノベーション人材育成プログラム in静岡」の第2期で、NFT修了証の発行をサポートすることを発表しました。
自治体認定の修了証がNFT形式で発行されるのは全国初であるとのことで、これによって修了者の成果がデジタルの不変性を備えた形で証明されることになると説明されています。
デジタル・イノベーション人材育成プログラムとは
「デジタル・イノベーション人材育成プログラム in静岡 第2期」は、以下の三構成で7ヶ月間に渡って各分野の大学教授などや、Opening Lineを含む企業のICT専門家等の講義を受けられる講座で、「学生や大学等の教員・社会人・ICT企業・首都圏スタートアップ等との交流イベント」や「ICT専門家によるオープンセミナー、実践的な課題解決に繋がるワークショップ」も実施されたと説明されています。
- 前期:ICTを活用したビジネス創造や変革の専門家による講義
- 中期:各領域の知識を組み合わせ新たな価値を生み出す仕組みを実践的に学ぶワークショップ
- 後期:社会課題解決の実行力を高めるトレーニング
NFT修了証とは?
NFT修了証は、この人材育成プログラムを修了した希望者に対して発行されるもので、NFT修了証には「プログラム名・修了者名・修了認定者名」などを記載されていて、スマホアプリ上で閲覧することができるようになっています。
ブロックチェーン技術を活用したNFT修了証の導入によって得られるメリットとしては以下の2点が挙げられています。
- 改ざん困難
一度ブロックチェーン上に記録されたNFT修了証は、その不変性により改ざんが極めて困難になるため、修了証が紙や通常のデジタル形式では遭遇しうる偽造リスクを排除できる。修了証をNFTとして発行することにより、修了者の成果と資格が半永久的に、かつ安全に保存され、主催者からの発行であることの信頼性が強化される。 - 第三者にて検証可能
NFT修了証は、ブロックチェーン上で誰もがアクセス可能な情報として保持されるため、修了証の所有者は、主催者に直接問い合わせることなく、第三者を通じて簡単に検証できる。例えば、雇用主や教育機関など、修了証の真正性を確認したい第三者は、ブロックチェーン上で直接、修了証の存在とその所有権を確認できる。この透明性と検証可能性は、修了者の資格の信頼性を高め、さらにはプログラムの信頼性向上にも寄与する。
今回発表されたNFT修了証は、2024年3月15日18:30からSHIP(SHizuoka Innovation Platform)で開催されるプログラム修了式で授与される予定で、今後は他のプログラムや研修などに横展開されることで、個人のスキルや経験を信頼性の高い方法で証明・可視化できるようになると説明されています。
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