人気アーティストのファンクラブ運営会社がIEO|コインチェックが「Fanpla」と契約締結

暗号資産取引所コインチェックは2024年3月4日に「UVERworld、サカナクション、THE YELLOW MONKEY」などといった人気アーティストのファンクラブを運営する「Fanplus」の関連会社「Fanpla」とIEOの実施に向けた契約を締結したことを発表しました。

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IEOに向けて「株式会社Fanpla」と契約締結

コインチェックは2024年3月4日に、「UVERworld、サカナクション、THE YELLOW MONKEY」などといった人気アーティストのファンクラブを運営する「Fanplus」の関連会社「Fanpla」と、IEOの実施に向けた契約を締結したことを発表しました。

IEO(Initial Exchange Offering)とは、仮想通貨の新規発行・販売を通じた資金調達方法の1つであり、暗号資産取引所がプロジェクトを事前に審査した上でそのトークン販売を支援する仕組みとなっています。

ICO(Initial Coin Offering)では詐欺的な仮想通貨の販売も多かったため、安全性や信頼性の面で懸念がありましたが、IEOでは上場先となる取引所がプロジェクトの事前審査を行なっていて、取引所への上場も保証されるため、投資家にとって参加しやすいものとなっています。

コインチェックは「Coincheck IEO」と呼ばれるサービスを以前から提供していましたが、今回は新たなIEOの実施に向けて「株式会社Fanpla」と契約を締結したことが報告されています。

ファンクラブなどで流通するトークンを発行予定

株式会社Fanplaは、株式会社エムアップホールディングスの100%子会社である「株式会社Fanplus」から新規暗号資産の発行・販売業務を受託した会社であり、今回のIEOではFanpla社が発行体となって新しい暗号資産を販売すると報告されています。

株式会社Fanplusは「UVERworld、サカナクション、THE YELLOW MONKEY」などの人気アーティストを含む300以上のファンクラブを運営する東京都の会社であり、250万人超の有料会員を有していると報告されています。

(画像:コインチェック)(画像:コインチェック)

今回のIEOは「株式会社Fanpla」が発行体となって進めるもので、具体的には「Fanplus社が運営する300を超えるファンクラブ・ファンサイトと250万人超の有料会員において流通するトークンの発行を目指す」と説明されています。

また、発行体チームには、Web3領域に特化したファンド運営を通じてWeb3の事業創造をグローバルにリードし続けている「Emoote Pte. Ltd.」がパートナーとして参画するとも説明されています。

今回のIEOはアーティストやクリエイターとファンが直接つながる「Direct to Fan」の経済圏形成を目指すプロジェクトの一環として行われるものであり、コンテンツを創る側と楽しむ側の双方が参加する新しい「推し活」の場を創出し、web3のデジタルテクノロジーを用いて経済圏を創出することを企図しているとのことです。

IEOを通じて新たなファン体験を創出

「エムアップホールディングス、Fanplus、Fanpla、Emoote、コインチェック」5社は、今回のIEOを通じてアーティストとファンをWeb3領域に接続し、新たなファン体験を創出するための取り組みを実施していきます。

Fanplus社は、デジタルデバイスを通じたアーティストとファンのエンゲージメント形成に資するツールやコンテンツ開発力を強みとしているとのことで、Fanpla社が新規発行する暗号資産はFanplus社がファンクラブ運営を担うアーティストやタレントのファン体験の媒介手段に用いられる予定だと説明されています。

なお「新たに発行・販売される暗号資産のユーティリティや用途の詳細、IEO実施時期の見通し、販売される暗号資産の名称・ティッカー」などについては、今後詳細が決定次第改めて報告されるとのことです。

各社の代表者は今回の契約締結について次のようにコメントしています。

佐藤元 氏(株式会社Fanplus 代表取締役)

株式会社Fanplusは、フィーチャーフォンの頃よりファンクラブサービスを開始し、チケット販売、電子チケット、チケットトレード、グッズEC、アーティストアプリ、生配信アプリ、NFTマーケット等、時代のニーズに合わせたサービスでアーティストを支え、共に歩んできました。

そして今、テクノロジーの更なる進化やアーティストとファンにおける関係の変化を見据え、WEB3のテクノロジーを用いて新たな体験の創出を目指しており、コインチェック、Emoote、Fanplaと強力なパートナーを得て、このようなリリースを発表できることを大変嬉しく思っています。

ファンやアーティストのみなさまに一層楽しんで頂くことはもちろんですが、これから生まれてくる未来のアーティストや未来のファンのみなさまのためにも、日本の音楽業界の熱量をもっと高め、貢献できるサービスの提供に尽力いたします。

熊谷祐二氏(Emoote Pte. Ltd. 代表取締役)

今後のWeb3・クリプトは、”マスアダプション”がキーワードです。

Emoote(エムート)は、STEPNなどの投資実績を持つ投資事業に加えて、より日本・アジアらしい文化や価値観を活かしたWeb3プロジェクトを生み出したいと思い、2023年から支援事業をスタートさせました。

ファンクラブビジネス、音楽業界をリードし続けるFanplus社並びにFanpla社のプロジェクトは、まさにエンタメ×Web3のど真ん中で”マスアダプション”を目指すプロジェクトです。コインチェック社の協力を得ながら、私たちはトークノミクス設計、マーケティング、サービス企画などを支援させて頂きます。

井坂友之(コインチェック株式会社 副社長執行役員)

アーティストのファンクラブ運営において豊富な実績と経験を持つFanplus社をはじめとするプロジェクトチームとIEOをご一緒できることを大変嬉しく思います。

本プロジェクトではトークンの力学も活用し、アーティストとファンを直接つなぐ「Direct to Fan」経済圏の創出を目指していきます。

例えば、オーディション時代から応援していたアーティストと共にステージを駆け上がるようにファンとアーティストの共創の熱量を高めていければと思います。

Coincheckは国内IEO実績No.1のリーディングカンパニーとして、あらゆる経済圏をつなげcrypto/web3業界の健全な発展に貢献していきます。

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コインチェック発表

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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