価格上昇が続くFlare(FLR)「長期的な成長に向けた複数の契約」を締結
ロックアップ期間延長・売却制限・再投資など
フレアネットワーク(Flare Network/FLR)は2024年2月23日に、「Kenetic」や「Aves Lair」などの初期投資家から3,500万ドル(約52億円)の再投資を受け、FLRのトークノミクスをアップデートしたことを発表しました。
今回の発表では「Flareが出資企業との間で複数の契約について合意したこと」も報告されており、これによってFLRの過剰流動性が減少し、Flare DeFiプロトコルへの資金流入が増加し、Flareエコシステムのプロジェクトに対する新たな投資が創出されることになると説明されています。
具体的な合意内容としては「FLRのロックアップ期間を2026年第1四半期まで延長すること、FLRの売却数量を30日の日平均出来高の0.5%以内に制限すること、FLR売却収益の50%をFLRエコシステムに再投資すること」などが挙げられています。
これによって、初期投資家による売り圧が軽減され、初期投資家との長期的な連携にも繋がり、再投資によるFlareエコシステムの活性化にもつながると期待されています。
初期投資家グループと契約した内容としては以下のようなものが挙げられています。
- トークンの権利確定期間の延長
初期投資家は以前と同量のFLR(2,107,867,284.31 FLR)を受け取る。2024年2月には「813,870,745.01 FLR」が配布される。初期投資家が自主的にロックアップ期間を2024年から2026年第1四半期まで延長したことで、市場への圧力が暖和され、長期的な連携につながる。 - FLRの売却制限
初期投資家はFLRの売却制限を「1日の販売量の0.5%以内(過去の30日間の販売量に基づく)」に制限することを約束した。これにより、市場の価格変動を抑え、透明性を確保した。 - FLRエコシステムへの再投資
2026年1月までに売却されたFLR全投資家の収益の50%は「アプリケーション・DeFi・TVL・流動性供給」などのFlareエコシステムに再投資される。これによって最も重要な価値発生メカニズムが強化される。 - 説明責任
投資家グループは完全なプログラム・モニタリング、ミッションとコミットメントの拘束力のある遵守に対する説明責任に合意した。
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Flareエコシステムの様々なプロジェクトを支援
今回の契約の中には「FLRトークン売却で得られた収益の50%をFlareエコシステム内のプロジェクトに再投資する」という内容が含まれていますが、具体的な再投資先としては以下のようなプロジェクトが挙げられています。
- レンディングプロトコル
- 分散型のパーペチュアル取引所
- 分散型取引所(DEX)
- 自動マーケット・メーカー・プロトコル
- 合成資産
- クロスチェーンブリッジ
- ネイティブステーブルコインの鋳造
なお、Flareは2023年10月に「FLRトークンの総供給量の約2%に相当する21億FLRを段階的にバーンする」ということを発表しています。
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FLR価格は「0.45ドル」まで回復
FLRの価格は昨年10月に0.008ドル(約1.2円)まで下落したものの、その後は価格上昇が続いており、2024年2月26日時点では「1FLR=0.045ドル(約6.7円)」まで回復しているため、仮想通貨コミュニティでは今後FLR価格がどこまで上昇するかにも注目が集まっています。
2023年8月8日〜2024年2月26日 FLR/USDの日足チャート(画像:TradingView)
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(Flare発表)