「ビットコインとの共存は可能」米トランプ前大統領
ドナルド・トランプ氏がBTCについてコメント
ビットコイン(BTC)に対して否定的なコメントを語っていたアメリカのドナルド・トランプ元大統領が、ビットコインに対して前向きな見解を示したことが「FOX NEWS」の報道で明らかになりました。
ドナルド・トランプ氏は米ドルを強く支持しており、2021年6月には『ビットコインは詐欺のようで、米ドルと競合する通貨であるため私は好きではない』とも発言していました。
しかし現在はその考え方に変化がみられているようで、2024年2月20日にサウスカロライナ州で開催された討論会では『ビットコインを受け入れることができる』と語られています。
今回の発言は「アメリカの若い世代がビットコインに高い関心を示していること」について意見を求められた際に語られたもので、同氏は自身が現在も米ドルを支持していることを強調しつつ、以下のようにコメントしています。
私はドルが好きですが、多くの人がビットコインをやっているし、率直に言ってビットコインは独自の存在感を示しています。
おそらく何らかの規制は必要でしょうが、多くの人がビットコインを受け入れています。ビットコインで支払いたいと望む人は増えており、興味深いことが起こっています。
どちらにせよ、私はそれを受け入れることができます。私が好きなのはドルです。
以前の発言はこちら
ビットコインに対する姿勢に変化?
トランプ氏は2024年の米大統領選挙に向けた選挙運動を行なっているため「BTCに対する態度の変化は選挙に起因するものだ」と考える意見も出ていますが、その一方では「大統領ではなくなったことによって個人的な感想を話せるようになった」との見方も出ています。
いずれにせよ、今回の発言は仮想通貨業界にとって嬉しいニュースと捉えられており、仮想通貨コミュニティからはトランプ氏を支持する発言も多数出ています。
なお、トランプ氏は過去に「自身のNFTコレクション」も販売していて、NFT販売で得られたETHやMATICなどの仮想通貨も保有、昨年末には「約3.4億円相当のETHを売却した可能性があること」も報告されています。
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