ブラックロックの「現物ビットコインETF」、1日の出来高でグレースケール「GBTC」上回る
総取引は2日連続で10億ドルを下回る
ブラックロックの現物ビットコインETF「iシェアーズ・ビットコイン・トラスト(iShares Bitcoin Trust:IBIT)」が2月1日、米国で現物ビットコインETF(上場投資信託)承認以来、取引高で初めてグレースケール(Grayscale)の現物ビットコインETF「グレースケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)」を上回ったようだ。ブルームバーグ・インテリジェンスのジェームス・セイファート(James Seyffart)氏が報告している。
ブロックチェーンメディアのザ・ブロック(The Block)のデータによると、2月1日の取引高は「IBIT」で3億397万ドル(約451億円)、「GBTC」の取引額は2億9237万ドル(約434億円)であった。
またセイファート氏のデータによれば、2月1日の現物ビットコインETF取引総数は9億2400万ドル(約1372億円)であった。なお2日の総取引数は9億2230万ドル(約1369億円)であり、2日連続で10億ドル(約1484億円)を下回っている。
JPモルガンのアナリストは1月11日のレポートでグレースケール(Grayscale)の現物ビットコインETF「グレースケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)」から流出した資産のうち約13億ドル(約1921億円)は、同社より手数料の低いブラックロック(BlackRock)とフィデリティ(Fidelity)に流れたと分析していた。
Still some after hours trading left but looks like BlackRock’s $IBIT is the first ETF to trade more than Grayscale’s $GBTC in a single day.
— James Seyffart (@JSeyff) February 1, 2024
Total trading today was kind of a dud though at $924 million — first day below $1 billion in dollar volume for the group since launch. https://t.co/IeIF2COm4F pic.twitter.com/ZtADLBQP63
The volume race isn’t even close today. $GBTC trouncing peers by over $100 mln. Another day with aggregate dollar volumes below $1 billion though pic.twitter.com/xPCvIZPM3a
— James Seyffart (@JSeyff) February 2, 2024
関連ニュース
- 米国の「現物ビットコインETF」、オプションの規制承認には数か月かかる可能性=情報筋
- ブラックロックの現物ビットコインETF、時価総額が20億ドル超える
- グレースケールの「現物ビットコインETF」、1900億円超が別ファンドに流出。利確売りはほぼ終了か=JPモルガンアナリスト分析
- 米CFTC委員長、「現物ビットコインETF」承認による規制面リスクに懸念、法整備の必要性も指摘
- 【音声解説】米国で販売開始が話題「現物ビットコインETF」とは?(SBI VCトレード 仮想NISHI)
参考:The Block
images:Reuters
参照元:ニュース – あたらしい経済