ソラナ基盤のDEX「Jupiter Exchange」とは?仮想通貨JUPの概要などもあわせて紹介

ソラナ(Solana/SOL)関連の仮想通貨を売買できる分散型取引所(DEX)アグリゲーター「Jupiter Exchange」の概要やサービス内容をわかりやすく解説します。

この記事では「Jupiter Exchange」の独自トークンである「JUP」に関する基本情報・用途・価格チャート・取り扱う取引所などをまとめています。

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Jupiter Exchangeとは?

Jupiter Exchangeの画像

Jupiter Exchange(ジュピターエクスチェンジ)とは、Solanaのブロックチェーンを基盤とした様々な仮想通貨を売買できる代表的な分散型取引所(DEX)アグリゲーターです。

DEXアグリゲーターとは、複数の分散型取引所(DEX)で出されている注文を集約してユーザーに最適な交換レートを提供してくれるサービスであり、Jupiter Exchangeは「Solana基盤の大手DEXアグリゲーター」として知られています。

Jupiter Exchangeのサービスは「Phantom、Solflare、Backpack」などの仮想通貨ウォレットを公式サイトに接続することによって利用することが可能で、「MetaMaskTrust Wallet、Coinbase Wallet」などの複数チェーンに対応したウォレットも利用することが可能となっています。

公式サイトは日本語・英語・中国語などを含む複数の言語に対応していて、具体的には以下のようなサービスが提供されています。

Swap(スワップ)
任意の仮想通貨同士をその時の最適な交換レートで簡単に交換できるサービス。ウォレット接続後に売買したい通貨・数量を指定することによって仮想通貨を別の仮想通貨に交換することが可能。

Limit Order(指値注文)
任意の仮想通貨を指摘した価格で売買することができるサービス。売買したい通貨・数量・交換レート・注文有効期限を指定することによって、指定価格で仮想通貨を交換することが可能。取引画面ではチャートを見ることもできる。(※流動性が不足している場合は指定通りに約定しない可能性があります)

DCA(定期購入)
任意の仮想通貨を指定した期間・金額分だけ定期購入できるサービス。購入に使用する通貨・購入したい通貨・購入金額・購入タイミング・有効期間などを指定することによって、対象の暗号資産を定期購入することができる。

Bridge(ブリッジ)
「他のネットワーク上のトークン」を「Solanaネットワーク上のトークン」に交換できるサービス。交換元のチェーン&トークン・交換先のトークン・交換数量を指定することで、対象トークンをSolana基盤トークンに変換することが可能。

オンランプ(仮想通貨の購入)
外部サービスを介してクレジットカードやPayPalなどで仮想通貨を購入できるサービス。購入に使用する通貨・購入したい金額・購入したい仮想通貨を指定して、必要な支払い作業を行うことによって仮想通貨を購入できる。

Perpトレード
証拠金を用いた最大100倍までのレバレッジ取引が可能なサービス。流動性プロバイダートークンである「JLPトークン」を獲得できる「JLPプール」も提供。

仮想通貨Jupiter(JUP)とは?

仮想通貨JUPの画像

Jupiter(JUP)は、Jupiterエコシステムのガバナンストークンとしての機能を持つ「Jupiterの独自トークン」です。

JUPトークンの用途・目的

JUPトークンは「ローンチパッドプロジェクト・トークンのリストに関する議論・助成金」などといった、Jupiterエコシステムに関する重要な決定の投票などで使用されると報告されています。

Jupiterの創設者であるMeow氏は「JUP: The Genesis Post」という記事の中で『実用性がトークンの価値を高めるという考え方は神話に過ぎない』と述べており、『実用性の神話を重視するのであれば、Jupiterとの関わりを避けるべきだ』とコメントしています。

このように語る同氏は「JUPの重要なステップは、Jupiterを一般大衆に広めてエコシステムを急速に成長させ、世界的な金融システムを構築することだ」と述べており、これを達成できればJUPは「取引所のガバナンストークン」から「完全なる分散型経済の通貨」に変わると説明しています。

JUPトークンの分配について

Jupiter Exchangeは2024年1月31日(日本時間2024年2月1日)に、Jupiterユーザーを対象としたJUPトークンのエアドロップ(無料配布)を実施しており、JUP配布開始のタイミングに合わせて複数の大手取引所でもJUPの現物取引サービスが開始されています。

JUPトークンの最大供給量は100億枚に設定されていますが、このうちの50%はJupiterチームによって管理され、残りの50%がコミュニティに分配される仕組みとなっています。

ただし、ローンチ時にチームメンバーに配布されるのは50%の中の20%のみで、2年後から権利確定が開始されるため、チームメンバーがトークンを受け取るためにはそれまでの期間はチームに在籍していなければなりません。

別の20%は将来のチームメンバー・将来の戦略的投資家・Mercurial関係者のために使用される戦略的準備金となっており、残りの10%は流動性供給に使用されると報告されています。

JUPローンチ時の流通供給量は13億5,000万JUPであり、これには「エアドロップ分の10億JUP、ローンチプール用の2億5,000万JUP、マーケットメーカーのための5,000万JUP、流動性プールのための5,000万JUP」が含まれると説明されています。

(画像:JUP: The Genesis Post)(画像:JUP: The Genesis Post)

Jupiter(JUP)の基本情報

分散型取引所名称 Jupiter Exchange
トークン名称 Jupiter(JUP)
ティッカーシンボル JUP
基盤チェーン Solana
総発行枚数 10,000,000,000 JUP
公開日 2024年1月31日

Jupiter(JUP)の価格・チャート

JUPを取扱う暗号資産取引所

Jupiter(JUP)は記事執筆時点で日本国内の暗号資産取引所には上場していません。そのため、JUPトークンを売買したい場合には「海外取引所」や「分散型取引所(DEX)」などを利用する必要があります。

JUPトークンを取り扱っている代表的な暗号資産取引所としては、以下のような取引所が挙げられます。(2024年2月時点)
Jupiter Exchange
BINANCE(バイナンス)
Bybit(バイビット)
Gate.io(ゲート)
Bitget(ビットゲット)
MEXC(エムイーエックスシー)
KuCoin(クーコイン)
OKX(オーケーエックス)
など

Jupiter・JUP関連リンク

Jupiter Exchange公式サイト
Jupiter公式X(Twitter)
Jupiter公式Discord

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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