SBI VCトレード、ステーキングサービスに「フレア(FLR)」追加へ
SBI VCトレードのステーキングサービスにFLR追加へ
国内暗号資産(仮想通貨)取引所SBI VCトレード提供のステーキングサービスに、暗号資産「フレア(FLR)」が2月1日に追加される予定だ。同取引所が1月31日発表した。
これにより同取引所のステーキングサービス取扱銘柄は、国内最多の10銘柄となる予定だ。
なおSBI VCトレード提供のステーキングサービスは、同取引所においてサポート銘柄を保有する全ユーザーが対象となっており、利用には別途申し込みなどは不要だ。対象暗号資産を保有しているだけで、収益(ステーキング報酬)が得られるようになっている。
「FLR」ステーキング報酬については現時点で年率7.0%(※同社手数料控除前)程度を見込んでいるとのこと。報酬付与については0.001FLR単位で翌月15日までに実施される。手数料は配分ステーキング報酬の25%になるという。
注意点としては、SBI VCトレードで提供されているレンディング(貸しコイン)サービスに貸し出している暗号資産についてはステーキングの対象外となるとのことだ。
また「FLR」のラップ・デリゲート代行サービスを利用している場合も、その対象外になるという。なお同サービスは、「FLR」のエアドロップ(無償配布)にて未配布となったFLRを今後受け取るためのラップ・デリゲートをSBI VCトレードが代行するものだ。
同取引所においては、ユーザーによる同対応のハードルの高さを考慮し、レンディングサービスを介しラップ・デリゲート代行サービスを提供していた。
なおフレア(FLR)は、2020年12月の時点でのXRP保有者を対象に2023年1月にエアドロップ(無償配布)された。
配布当初は15%分のみ付与されたが、残り85%分の付与を受けるためには、ラップ・デリゲート対応を行う必要があった。
なお同取引所は、ラップ・デリゲート対応を解約するよりも、今後も報酬が獲得できる観点からそのままラップ・デリゲート対応を行うほうが有利であると述べている。
SBI VCトレード提供のステーキングサービスは現在、カルダノ(ADA)、アバランチ(AVAX)、ポルカドット(DOT)、テゾス(XTZ)、イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、オアシス(OAS)、コスモス(ATOM)、エックスディーシー(XDC)に対応している。
フレアとは
フレアは、データ取得機能が備わったEVM(Ethereum Virtual Machine:イーサリアムバーチャルマシン)ベースのレイヤー1ブロックチェーンだ。他のEVMチェーン上で動作するソリディティ(Solidity)で書かれたアプリケーションもフレア上で動作できる。
またフレアの独自トークン「FLR」は、ネットワーク上の取引手数料の支払いやステーキング、エコシステムの方針を決定する為のガバナンス投票に利用されている。
関連ニュース
- SBI VCトレードのステーキングサービスにエックスディーシー(XDC)追加
- SBI VCトレード、「レバレッジ手数料率」から「ファンディングレート」へ名称変更
- SBI VCトレード、トラベルルールソリューション「Sygna」に続き「Trust」導入を計画
- SBI VCトレードとAva Labsが提携、Avalanche(AVAX)国内普及に向け
- 今年のWeb3どうなる? 暗号資産/ブロックチェーン業界を牽引する80人が語る「2024年の展望」
参考:SBI VCトレード
images:iStocks/Lidiia-Moor
参照元:ニュース – あたらしい経済