日本円ステーブルコイン「JPYC」、累計発行額25億円を突破
JPYCの累計発行額が25億円突破
日本円連動ステーブルコイン「JPYC(JPYCoin)」の累計発行額が、今月1月に25億円を突破した。「JPYC」を取り扱うJPYC社が1月17日発表した。
「JPYC」は1JPYC=1円で取引される日本円連動の前払式扱いのステーブルコイン。法的な暗号資産(仮想通貨)に該当しないトークンとなっており、2021年1月27日よりJPYC社が発行・販売を行っている。
なお現在「JPYC」はイーサリアム(Ethereum)、ポリゴン(Polygon)、シデンネットワーク(Shiden Network)、ノーシス(Gnosis)、Avalanche(アバランチ)、アスターネットワーク(Astar Network)のブロックチェーンに対応している。
なおJPYC社では、これまで利用されている「JPYC(前払式)」とは別に、資金移動業のライセンスを所得することで償還可能な「JPYC(電子決済手段)」の発行を目指している。
JPYC社は昨年11月、「JPYC」の信託型による発行に向けた検討開始を三菱UFJ 信託銀行、Progmat(プログマ)社と共に発表。ステーブルコイン発行・管理基盤「Progmat CoinCoin(プログマコイン)」を活用し、改正資金決済法上の電子決済手段に該当する日本円ステーブルコインとして発行検討するとしている。
この信託型の「JPYC」は電子決済手段に該当し、金銭による払い戻しが可能になるとのこと。
また昨年12月にJPYC社は、海外送金サービス「KYODAI Remittance(キョウダイレミッタンス)」運営のウニードスとの業務提携についての検討を開始。資金移動型電子決済手段に該当する、1コイン=1円で利用・交換可能な電子決済手段としてのステーブルコインの新規発行を目指すとした。
関連ニュース
- JPYCと海外送金「KYODAI Remittance」が提携検討、日本円ステーブルコイン発行で
- 日本円ステーブルコイン「JPYC」の信託型発行が検討開始、金銭払い戻し可能に。三菱UFJ信託とプログマ協業で
- JPYCが「あるやうむ」と提携、「JPYC Ventures」の第一号案件で出資も
- 日本円ステーブルコインJPYC、累計発行額が20億円を突破
- 今年のWeb3どうなる? 暗号資産/ブロックチェーン業界を牽引する80人が語る「2024年の展望」
images:iStocks/paitoonpat
参照元:ニュース – あたらしい経済