SBI証券:STARTを通じた「セキュリティトークンのセカンダリ取引」提供へ
デジタル証券のセカンダリ取引を25日から提供
SBI証券は2023年12月25日に、大阪デジタルエクスチェンジ(ODX)の私設取引システム「START」を通じたセキュリティトークン(デジタル証券)のセカンダリ取引を2023年12月25日から開始することを発表しました。
私設取引システム(PTS)とは、東京証券取引所などの証券取引所を介さずに有価証券を売買できる電子取引システムのことであり、STARTは2021年4月に設立された大阪デジタルエクスチェンジが運営する”デジタル証券“の私設取引システムとなっています。
大阪デジタルエクスチェンジ(ODX)は先月20日に「STARTの売買取引を2023年12月25日から開始すること」を発表していましたが、今回の発表では「SBI証券がODXから取引参加者資格を得て、STARTを通じたセキュリティトークンのセカンダリ取引を2023年12月25日から開始すること」が発表されています。
SBI証券は「セキュリティトークン発行市場では発行金額が年々右肩上がりに伸びてきているが、日本初の二次流通市場となる”START”が稼働することによってさらに伸びることが期待される」と述べており、「STARTの立ち上げによってデジタル証券発行市場が活性化し、STARTの取扱い銘柄数も増加することが想定される」とも説明しています。
なお、SBI証券はSTARTの開業を記念して「セキュリティトークンの売買手数料を引き下げるキャンペーン」を実施することも予定しているとのことで、「STARTの概要・SBI証券のサービス概要・取扱銘柄・キャンペーン内容」については以下のように報告されています。
ODX-ST市場(START)の概要
STARTは、午前・午後の各1回、注文のマッチングを行います。
SBI証券のサービス概要
原則、365日注文受付時間中はWEB上で注文を行うことができ、市場取引時間中は、STARTの注文状況をリアルタイムでご覧いただくことができます。
取扱い銘柄
SBI証券が「START」への売買取次を行う銘柄は当初は以下の1銘柄のみですが順次追加予定です。
キャンペーン内容
START開業を記念して、開業日の2023年12月25日より2024年3月29日約定分まで、WEBチャネル経由の取引手数料の優遇キャンペーンを実施。
- ブロックチェーン原簿基盤を「Progmat」とする銘柄の場合には買付時・売却時ともに最低手数料が500円(税込550円)かかりますが、キャンペーン期間中の買付時には最低手数料は適用されません。
- WEBチャネル経由で取引された方が対象となります。
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(SBI証券発表)