AOPANDA PARTYの魅力や背景を関係者にインタビュー

今回は、TikTokで100万人を超えるフォロワーをもつ”あおぱんだ”から生まれたジェネラティブNFT”AOPANDA PARTY”より、

AoUmino氏(ファウンダー。以下、Ao氏)、ゆっきー氏、tomy氏(DAO設計士)にインタビューを行いました。

・AOPANDA PARTYってどんなプロジェクトなの?
・AOPANDA PARTYはどんな実績があるの?
・DAOが盛り上がるコツは?

などの疑問にお答えいただき、AOPANDA PARTYの魅力をお伝えしていきます。

かわいいぱんだのイラストが好きな方やNFT初心者でも参加できるため、これからNFTプロジェクトに関わりたいと思っている方はぜひ最後までご覧ください!

あおぱんだから生まれたNFTコレクション「AOPANDA PARTY」

Q. まず初めに皆様の自己紹介をお願いします。

Ao氏:あおぱんだの作者で、アニメーターです。あおぱんだのさまざまなコンテンツを制作し、主にTikTokで展開しています。

ゆっきー氏:Aoさんと共同であおぱんだ(IP)を管理する会社を立ち上げ、基本的には裏方としてAoさんを支えさせていただいています。

tomy氏:これまであおぱんだを作者ひとりで作り育ててきたところから、仲間を募ってみんなで育てていきたい。作者が願うその”仕組み”や、”環境の手助け”を構造上作っていきたくて(DAO設計士として)お手伝いしています。

Q. あおぱんだ及びAOPANDA PARTYはどのような経緯で生まれたプロジェクトでしょうか。

Ao氏:ぱんだが好きで、子ども達にも親しみやすいキャラクターを目指して”あおぱんだ”をつくりました。もともとは個人で(主にTikTokで)育てていたのですが、UFOキャッチャーの商品化が決まったときに、個人だけではなく一緒にキャラクターを育てていける仲間が欲しくてNFTプロジェクトを立ち上げました。

Q. 現在AOPANDA PARTYのNFTはどのくらい販売しているのでしょうか。

Ao氏:AOPANDA PARTYのNFTは10,000体発行していて、7,500体を販売済み、2,500体は運営で保有している状況となっています。運営で保有している2,500体については、今後の活用方法(Giveaway等)を検討している最中です。
また、販売当初はNFTの盗難がとても多かったので、「ぱんだロック」という盗難防止機能(購入者がチェックマークを入れることでNFTをtransferできない仕組み)も実装しています。

※transfer:NFTを一方のアドレス(所有者)から別のアドレスへ移動させること

Q. 盗難防止機能は、NFTホルダーからすると絶対に欲しい機能ですね。PANDAOについてもお聞かせ頂けますでしょうか。

Ao氏:PANDAOは誰でも参加できるコミュニティです。特徴として、PANDAOで活動や貢献をしてくださっている方に配布している「だんごポイント」というものがあります。クリエイターの方々は制作したもの(成果物)によって活動や貢献を目に見える形で残しやすいのですが、そうでないシンプルに応援してくださっている方々にとっては難しいのが現実です。
そういった方々も含めてDAO参加者の活動や貢献を可視化できるように、だんごポイントを導入しました。ポイントは現状、クリエイターが制作したアバターやオリジナル名刺と交換することができます。

参加者と一緒にコミュニティを盛り上げる「PANDAO」

Q. PANDAOではどのような活動を行っているのでしょうか。

tomy氏:サブDAOという形を用いてビジネスに特化したコミュニティを作り、それ主導であおぱんだを育てていく企画として、

・デザフェスやNコレといった、リアルイベントへの参加
・メタバースなどのオンラインイベント
・グッズ製作およびそれによる収益化

を立案し進めています。

また将来的にスマートコントラクト(以下、スマコン)によるDAO活動の自動化を目指していますが、「何を自動化して何をスマコンで規定していくのか」という内容をまず把握しないと、例えスマコンで何かを描いたところでコミュニティの人達が楽しく活動していくのが難しいのかなと思っています。

Q. オンラインやオフラインの両方で進めているのですね。

tomy氏:そうですね。リアルイベントでは、あおぱんだの大きな着ぐるみを用いて認知を広げる施策も行っています。また構想段階ではありますが、コミュニティの方が有効に活用できる宿泊施設の所有や、映画祭に向けたショートムービー制作などを考えています。

コンテンツを作るのは”AoUmino”というアーティストですが、それをどう広めていくのかという協力体制をコミュニティで準備しています。

Q. いろいろなDAOがある中で、PANDAOはとても盛り上がっていると認識しておりますが、コミュニティが活性化するために大事な要素は何でしょうか。

Ao氏:参加して下さった方が気軽に雑談できる場所が大事だと感じています。
PANDAOでは、参加者が趣味について語り合う趣味部屋がものすごく活発で、そこからコミュニティ全体の盛り上がりに繋がっています。雑談部屋で、電車が好きな人が入り盛り上がれば電車部屋を作ろうだったり、お相撲さんが好きな人が入り盛り上がれば相撲について話す部屋を作ろうみたいに、参加者の趣味に基づいて部屋ができ、誰が来ても楽しめることが非常に重要であると感じています。

Q. そのような仕組みだったんですね。参加者の方と一緒に作り上げるコミュニティなのですね。

ゆっきー氏:はい、PANDAOは初めに運営が環境を作りユーザーに提供するというよりは、ユーザーさんの声を汲み取りAoさんやtomyさん、他のDiscordの管理者の方にその環境を用意してもらうボトムアップ形式となっています。
運営が一方的にコミュニティを活性化させるのではなく、参加した皆が楽しんで、継続してやっていくために、これが必要であるという声を汲み取り、コミュニティに活かしています。

アニメ化を目指したロードマップ

Q. 今後、あおぱんだはどのようなことを行っていくのでしょうか。

Ao氏:将来的にあおぱんだのアニメ化を目指しています。そのために現在はさまざまなコンテンツを作り一般の方にも認知していただくことを目指しています。

あおぱんだのキャラクターを通して、言葉の大切さやポジティブさを伝えていきたくて活動しているので、TikTok等では発信しきれていないコンテンツやストーリーを今後発信していき、アニメ化を通して1人でも多くの人にメッセージが届けば良いなと思っています。

Q. 直近ではどのようなイベントに参加予定でしょうか。

Ao氏:直近では下記のイベントに参加予定です。現地イベントが多いですが、メタバース上でのイベントもあるので現地に行かなくても参加し楽しむことができます。

・12月10日(日)NFT COLLECTION in 沖縄
・12月23日(土)NFT COLLECTION in 名古屋(チャリティーイベント)
・12月23日(土)アトリエプロジェクト(原宿スペース)
・12月23日(土)メタバース上のイベント

tomy氏:また、現地イベントではあおぱんだの着ぐるみも登場するので面白いと思います。着ぐるみを着て各地を回っているので、NFTやTikTokで知ってくれている方も初めて見た方も愛着が沸いてくれたら嬉しいです。
またその様子もTikTokやYouTubeで発信し、あおぱんだの認知を広げていけたらと考えています。

NFTで過去にはない新たな価値を創出する

Q. 皆様にとってNFTはどのようなものでしょうか。

Ao氏:NFTは、ファンの方々と一緒に進んでいくことができる印であると考えています。もともとTikTokであおぱんだを発信していたのですが、やはり一方的に発信している部分も感じていまして、ファンの方々との深い繋がりを意識することはあまりありませんでした。

そこでNFTという技術を用い、コミュニティをDAOにしていくことで参加者はプロジェクトのことをより自分事として捉えることができるようになりました。NFTの保有体験はアイドルの古参アピールのようなイメージに近いですが、昔から応援しているということを証明でき、その結果プロジェクトを一緒に育てていきたいという気持ちを持つことができると考えております。

ゆっきー氏:今までの所謂Web2と呼ぶ世界とは違うだろうと思っているのは、クリエイターとユーザーとの双方向性の部分が実現できるのではないかという部分で、そこに非常に可能性を感じています。
今まではサービスを提供してそれを受け取るだけだったユーザーが、自分もNFTを通じて、自分がIPを応援しつつ、そのIPを一緒に大きくしていくことができると考えています。そのような、参加者も事業やビジネスの一部になるという仕組みは今までできなかったため、特にNFT(Web3)に期待している部分です。

tomy氏:価値観や価値基準を自分たちで作っていけるのがブロックチェーンやNFTの魅力的なところであると考えています。これまでは通貨の発行権は国にしかなく、生活に必要なものは国が発行した通貨がないと手に入りにくいという価値観がありました。

そこでNFTを活用することによって、独自の価値の象徴としてキャラクターやIPを掲げ、自分たちのみが理解できる価値基準を独自で作っていくことができます。
そのような新たな価値を創出できるかもしれないという望みがあるのがNFTであり、あおぱんだというキャラクターを中心にして、コミュニティとして育てていけたらと思っています。

参照元:NFT Media

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です