ビットコイン価格急落時に「BTCクジラ」が増加|今後注目のサポートラインは?

価格急落時に「BTC大口保有アドレス数」が増加

ビットコイン(BTC)では今月11日頃から価格の下落が続いていますが、その一方では「クジラ」と呼ばれるBTC大口保有者が増加していると報告されています。

著名アナリストのAli Martinez(@ali_charts)氏は2023年12月12日の投稿で、仮想通貨関連のオンチェーンデータを提供している「Glassnode」のデータを引用して『ビットコインの価格下落に伴い、1,000BTC以上を保有するアドレスが著しく増加している』と報告しています。

同氏が引用しているデータには「ビットコイン価格(黒線)」と「1,000BTC以上を保有するアドレスの数(オレンジ線)」が記載されていますが、このデータを見るとBTC価格が急落したタイミングで1,000BTC以上を保有するアドレス数が大幅に増加していることがわかります。

Ali Martinez氏はこれについて『この増加はビットコインのクジラが今回の下落時にBTCを買い増している可能性を示唆している』と説明しています。

最近のビットコイン価格下落に伴い、1,000BTC以上を保有するアドレスが著しく増加しています。この増加は、BTCクジラが今回の下落を機会としてさらに蓄積している可能性を示唆しています。

仮想通貨の大口保有者(クジラ)は、価格下落時に仮想通貨の保有量を増やして、その仮想通貨の価格が大幅に上昇したタイミングでそれらの仮想通貨を売却する傾向にあるため、大口保有者は今回の下落を”買い増しの機会”と捉えてさらに保有量を増やしていると考えられます。

38,000ドル付近に強固なサポート

Ali Martinez氏は12日の投稿で「ビットコイン価格がさらに下落した場合の重要なサポートライン」についてもコメントを残しています。

同氏によると、37,150ドル〜38,360ドル(約540万円〜558万円)の価格帯では152万のアドレスが合計534,000BTCを取得しているとのことで、このような理由から37,150ドル〜38,360ドル付近は強固なサポートラインになると予想されています。

なお、Ali Martinez氏はビットコインの上昇トレンドを阻害する可能性のある重要な壁として「43,850ドル(約638万円)」と「46,400ドル(約675万円)」という2つの価格帯も挙げています。

より深い調整が起きた場合、ビットコインは37,150ドル〜38,360ドルの間で強固なサポートを見つけることになるでしょう。この価格帯は534,000BTCを保有する152万個のアドレスによってサポートされています。

また、BTCの上昇トレンドを阻止する可能性がある2つの壁にも注意してください。1つ目は43,850ドル、もう1つは46,400ドルです。

ビットコインの今後については楽観的な意見が多く、別のアナリストからも38,000ドル付近での反発を予想する意見が多数出ています。

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参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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