【実際に買ってみた】世界初のNFT電子漫画雑誌!NFT付きの「週刊漫画ゴラク」を紹介

世界初の「NFT漫画雑誌」が発売となりました。本記事ではその「週刊漫画ゴラク12月15日号」をレポートします。

週刊漫画ゴラクとは?

「本物の漢たちに贈るエンターテイメント!」をキャッチコピーとする男性向け週刊マンガ雑誌です。
28万部発行と推定されており、「ミナミの帝王」、「江戸前の旬」、「白竜シリーズ」などの人気シリーズ漫画で知られています。

今回の企画はNFTマーケットプレイス「Fantop」とのコラボレーションとなっています。

漫画雑誌を購入すると最終ページに袋とじ部分があります。

それを開けるとQRコードと個別のコードが掲載されており、スマートフォンで読み込むことでNFTが入手できる仕組みです。

NFTの入手にはメタマスクなどのWeb3ウォレットは不要であり、Fantopの会員登録(メールアドレスがあれば可能)のみで可能となっています。

入手するとブラウザ上のFantopのマイページで確認ができます。

限定コンテンツ「NFT漫画雑誌」

その上でFantopアプリを入手し、そのアプリと自分のIDを連携させることで、限定コンテンツである「NFT漫画雑誌」とデジタル特典版「するりのベント酒 第1話」を確認できます。

引用:Fantopマイページ

今回のNFTは「漫画自体がNFTになっている」というわけではなく、「保有しているとそのアプリ上で漫画が読めるNFTである」という点です。

このNFTを保有しているとアプリ上で読める漫画は下記の2点です。

NFT漫画雑誌

限定版のNFT漫画雑誌は漫画ゴラク12月15日号の電子書籍版です。(一部、収録されていない連載もあります)

デジタル特典版「するりのベント酒 第1話」

こちらは漫画「孤独のグルメ」の原作者である久住昌之氏原作の新規連載マンガです。
これは紙版にも電子書籍版にも収録されておらず、まさに「NFTを獲得した人のみが読める限定漫画」となっています。

NFTの仕様は?

気になるのはこのNFTの仕様です。チェーンは何か、二次流通(転売・転送など)は可能なのか?という点ですが、いまアプリ情報から読み取れることのみ記載します。

チェーン

このNFTは「Flow」というブロックチェーン上に記録されています。
FlowはDppar Labs社が開発したブロックチェーンで人気NFT「NBA TOP Shot」で知られています。

NFTの取引履歴がFlowチェーン上で確認できます。

二次流通

現在は転送/転売(出品)ができない設定となっています。

アプリ上の表記によれば「開始日:2023/12/4 00:00」とありますので、その時間以降は転送・転売が可能になると思われます。

電子書籍/紙媒体の新しい事例になる可能性

電子書籍はすでに一般的になっていますが、二次流通が基本的に不可能なことが懸念点として考えられてきました。

今回の事例の場合、12月4日以降は二次流通が可能になると思われます。
そのため、読み終えた人は自分のNFTを誰かに送ってあげる、あるいは価格をつけて出品することで、二次流通が可能になると思われます。

また、紙の雑誌の出版点数は著しく減少しています。
今回のように袋とじで「紙の雑誌を買わないとNFTが手に入れられない」という特典があれば、結果として紙の雑誌の購入意欲の醸成につながる可能性があります。

週刊漫画ゴラク12月15日号は現在も各種書店で販売中です。
また、この企画は今号から4号連続で実施されるとのことです。

なお、以下の記事ではNFT×漫画の事例をまとめていますので、ぜひご覧ください!

参照元:NFT Media

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