銀行で資産を保管しながら仮想通貨取引|BINANCEが機関投資家向け新サービス

銀行で金利を得ながら取引できるメリットも

BINANCE(バイナンス)は2023年11月30日に、外部の銀行パートナーの元で顧客資産を保管して、それを担保にバイナンスで取引できるようにする機関投資家向けの新たなソリューションを発表しました。

このソリューションは機関投資家の懸念事項の1つとなっているカウンターパーティリスク(*1)を軽減することなどを目的としたもので、機関投資家は法定通貨や仮想通貨をバイナンスに預けることなく第三者の銀行で保管し、それを担保にバイナンスで取引できるようになると報告されています。

(*1)カウンターパーティリスク:取引の相手方(カウンターパーティ)が破綻するなどして契約が履行されずに損失を被るリスクのこと。

また、このサービスでは国債のような現金同等物も担保にできるため、銀行で金利を得ながらバイナンスで取引できるというメリットもあります。

BINANCEのVIPおよび機関投資家部門責任者であるキャサリン・チェン氏は、今回の機関投資家向けソリューションについて次のようにコメントしています。

カウンターパーティリスクは、業界全体の機関投資家にとって長年の懸念事項でした。仮想通貨と伝統金融の専門家で構成される私たちのチームは、彼らの懸念に対処するために1年以上にわたって銀行との三者間協定を検討してきました。

私たちは、機関投資家の顧客が担保と仮想通貨投資を最適化できるように、伝統的な市場の取引行為に倣ったソリューションを開発しました。私たちは、参加に強い関心を示している多数の銀行パートナーや機関投資家と密に協議しています。

なお、BINANCEは今回のソリューションを「BINANCEのみで提供される世界初のソリューション」として報告していますが、先月28日にはデジタル資産企業向けにサービスを提供している「Fireblocks」も取引所外で資金を保管しながら取引できる「Off Exchange」と呼ばれるソリューションを発表しています。

>>バイナンス関連の最新記事はこちら

BINANCE発表

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です