「Yay!」のナナメウエがKudasaiと提携、「YAY」海外リスティングや国内外マーケ強化で

ナナメウエがKudasaiと国内外コミュニティ拡大で提携

バーチャルワールド「Yay!」運営のナナメウエが、国内最大級の暗号資産(仮想通貨)コミュニティ「KudasaiJP」運営のKudasaiとの業務提携を11月20日発表した。

この提携は海外を含めるコミュニティ拡大を目的に、「KudasaiJP」が「Yay!」のアドバイザリーを務めるという。今後ナナメウエは「KudasaiJP」と共に「Yay!」のweb3における取り組みに向け、海外リスティングやプロジェクトコラボと国内外マーケティングを強化するとのことだ。

なお「Yay!」今月8日、IEO予定の独自暗号資産「YAY」等を用いた「Yay!」のトークノミクスを説明する「YAYホワイトペーパー v2.2」を公開。ユーザーが「Yay!」のコミュニティへ貢献するとインセンティブを受け取れる、GameFi(ゲーム×金融)の要素を加えた新たなweb3機能を実装予定だ。同機能により「Yay!」では、サービス内外にトークンの経済圏を構築するとしている。

具体的に今回の業務提携では「KudasaiJP」が「Yay!」に対し、「海外リスティングにおける支援全般」や「海外Social系プロジェクトや親和性が高いプロジェクトコラボレーションにおけるコネクションや知見の提供」を行うとのこと。

またその他にも「海外マーケティングにおいてコミュニティなどの紹介」や「国内マーケティングのサポートとしてWeb3コミュニティ周りでの知見・支援」が提供されるとのことだ。

ナナメウエは「(Yay!での)トークノミクスを構築する上で、海外でのリスティングから海外を巻き込んだコミュニティに対しての施策を実施し、そして、充実したサービスを提供することが今後当社の最重要の課題と認識している」と述べている。

Kudasaiはこれまで、DeFi(分散型金融)・インフラストラクチャ・ゲームなど多岐にわたる分野においてWeb3および暗号資産プロジェクトのファウンダー等を招待し、3年間で200件以上の勉強会や記事作成、メディアへの出稿などを行なってきた実績を持つ。

なおKudasaiは今年3月、「国内プロジェクトの海外進出支援」、「海外プロジェクトの日本進出支援」、「コンサルティング/アドバイザリー支援」などのWeb3.0企業支援事業を開始していた。また「KudasaiJP」のDAO化を進め、コミュニティメンバーの支援プロジェクトへの貢献に対して報酬を付与する仕組み等の整備も開始している。

また「Yay!」は、同じ趣味のユーザー同士で集えるサークル機能やグループ通話機能など、オンラインで新たな居場所をつくるためのSNSサービスだ。2023年11月現在で800万人が利用している。

ナナメウエは昨年4月にシリーズBラウンドで16億円の資金調達し、「Yay!」事業のweb3化を発表。同月には「YAYトークン」のIEO実現を目的に、ハッシュポート(HashPort)とパートナーシップを締結。そして同年8月にナナメウエは、国内暗号資産(仮想通貨)取引所ビットフライヤー(bitFlyer)とIEOによる資金調達に向けた契約締結を行っていた。

また先日15日にナナメウエは、「Yay!」のweb3最新機能のゲーム開発において、国内ブロックチェーンゲーム開発企業のCryptoGames(クリプトゲームス)との技術提携を発表している。

なおIEO(Initial Exchange Offering)とは、トークンによる資金調達を暗号資産取引所が支援し、具体的には主体となって発行体のトークンを販売するモデルのことだ。

→「YAYホワイトペーパー v2.2」はこちら

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参考:ナナメウエ
images:iStocks/Lidiia-Moor

参照元:ニュース – あたらしい経済

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