KDDI、韓国web3プラットフォーム「COSMO」運営のModhausへ出資、「tripleS」ら所属の
KDDIが「COSMO」出資で「αU」と連携へ
KDDIが、「KDDI Open Innovation Fund 3号(KOIF3号)」を通じ、web3エンターテインメントプラットフォーム「COSMO(コスモ)」提供の韓国Modhaus(モードハウス)へ出資したことを11月14日発表した。なお同ファンドからの出資額は不明。
Modhausは、人気女性アイドルグループ「tripleS(トリプルエス)」と「ARTMS(アルテミス)」が所属する芸能プロダクションでもある。同社は「COSMO」を通じて両グループの最新情報の発信や各種コンテンツを販売している。
「COSMO」でデジタルフォトカード(NFT)を購入したファンには「投票トークン」が提供され、ユニットメンバーの選出などグループの重要な意思決定時に開催される投票に参加ができるという。
ちなみに16人のメンバーで構成される「tripleS」から、ファンたちの選択で誕生するそれぞれの新ユニットを「DIMENSION」と呼ぶようだ。
今回の出資によりKDDIは、メタバース・web3サービス「αU(アルファユー)」と「COSMO」の連携や、KDDIがこれまでに培った音楽などのエンターテイメントの知見を活用し、Modhausの日本での市場展開を支援するとのことだ。
なおTheBlock(ザブロック)の報道によると、今回ModhausはシリーズAラウンドで800万ドル(約12.1億円)を調達したとのこと。
このラウンドは米国のベンチャーキャピタルであるSfermion(スフェルミオン)が主導し、KDDIの他、SM Culture Partners(SMカルチャーパートナーズ)、Laguna Investment(ラグナ・インベストメント)、Foresight Ventures(フォーサイトベンチャーズ)などの投資家が参加したとのこと。
Modhausは今後も新しいアイドルグループの追加および、Modhaus所属以外のアイドルやコンテンツとの連携を拡大し、「COSMO」を通じてファンとアイドルが繋がり、応援するグループの成長に積極的に貢献できる新しいエンターテイメントの形を創造していくとのことだ。
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参考:KDDI・TheBlock
images:iStocks/SasinParaksa・BadBrother
参照元:ニュース – あたらしい経済