コインベースがカザフスタンでブロックされる、デジタル資産法違反の疑いで=報道
デジタル資産法違反か
大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が、カザフスタン共和国からブロックされた。現地紙が11月7日報じた。
報道によればカザフスタン文化情報省情報委員会は、コインベースがデジタル資産法の第11条第5項に違反するとして、同国内での同取引所へのアクセスをブロックしたという。
カザフスタンにおけるデジタル資産に関する法律の第11条第5項では、無担保デジタル資産の発行と取引が禁止されているという。また同法は、暗号資産取引所がアスタナ国際金融センター(AIFC)外で活動することも禁止しているという。
なおAIFCは、カザフスタン共和国のエルバシ・ヌルスルタン・ナザルバエフ(Elbasy Nursultan Nazarbayev)初代大統領によって2018年に発足されたカザフスタンの首都に拠点を置くフィンテック・ハブだ。カザフスタン市場を管轄している。
またカザフスタンの金融規制当局であるアスタナ金融サービス庁(AFSA)はAIFC内の独立した機関であり、カザフスタンの金融を規制する目的で設立された。同庁は、カザフスタン共和国の憲法「AIFCについて」に基づいて設立されており、AIFC内の金融会社と市場機関の承認、登録、および監督に責任を負う。
コインベースの広報担当者はブロックチェーンメディア「ザ・ブロック(The Block)」に対し、特定の問題について調査中とし、政策立案者や規制当局と協力的に働くよう努めていると述べている。
現在カザフスタンでは、バイナンス(Binance)、カスピアンEX(CaspianEx)、ビチュー(Biteeu)、ATAIX、アップビット(Upbit)、ジグナル&MT(Xignal&MT)、バイビット(Bybit)など複数の暗号資産取引所が合法的に運営されている。
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参考:現地紙・ザ・ブロック
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参照元:ニュース – あたらしい経済