【墨汁速報】ビットコイン一時433万円を記録 ブラックロックのビットコインETF承認はフェイクかリークか?

ビットコイン価格は16日22時ごろに一時433万円を記録、この上昇は16日だけで30万円約7.65%の高騰となった。価格高騰の発端となったのは”ブラックロックのビットコイン現物ETF承認”報道であり、後に明確なソースがないとされるもビットコイン価格は420万円前後を維持している。

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ブラックロックのビットコイン現物ETF承認報道

仮想通貨ニュースメディアの老舗の1つであるコインテレグラフ(Cointelegraph)が「SECがiSharesビットコイン現物ETFを承認した」とツイート。現在は消去されているものの、このツイート後に米国証券取引委員会(SEC)が正式に承認を発表する公式サイトには関連する資料が掲載されていなかったことからフェイクニュースが疑われた。

出典:X(Twitter):https://twitter.com/Cointelegraph/status/1713908025520538079

この報道でビットコイン価格は410万円から433万円に高騰、その後コインテレグラフ以外にもロイターが同様の内容を報道したもののソース元はこのツイートだったと見られる。結果的にコインテレグラフは「聞く所によると」といツイートを編集し、その約1時間後に該当のツイートを消去した。

X(ツイッター)ではこのようなソース元を開示しないツイートがここ数年人気を博しており、これらをそのままコピーしたツイートが瞬く間に拡散されたことで今回のビットコイン価格の高騰を引き起こしたことになる。

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ブラックロックは「まだ審議中だ」と否定

フォックスビジネスの記者がブラックロックに直接確認を取ったところ、このニュースは間違いであり、米国証券取引委員会(SEC)は現在もビットコイン現物ETFを審議中であると回答を得たと報道。またSECの公式にも承認されたという旨の公表がなかったことからフェイクニュースが疑われ、修正からの消去に至ったことになる。

これに対してSECはXで「SECの本当のソースはSEC公式だけだ。インターネット上で見たものには気をつけて」とツイートしている。その後コインテレグラフ公式はこの報道がフェイクニュースであったということを認める説明文を掲載した。その内容によると今回の報道は関係者などからのリークなどではなく、X(ツイッター)上にブルームバーグのターミナル上で「ブラックロックのビットコイン現物ETFが承認された」というフェイクニュースを社員が発見、社内テレグラムで共有した後にツイートを行ったというものとなっている。

 

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