バイナンスに「ニュートロン(NTRN)」上場、ローンチプールでも取扱開始
バイナンスにNTRN上場へ
大手海外暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、暗号資産ニュートロン:Neutron(NTRN)の取り扱いを10月10日発表した。
NTRNは現物取引にて、10月10日12:00(日本時間:同日21:00)より取り扱いが開始されており、取引ペアはNTRN/BTC、NTRN/USDT、NTRN/BNBがサポートされている。また出金については11日12:00(日本時間:同日21:00)より対応が開始されるとのこと。
なおNTRNは、上場している他のトークンよりも高いボラティリティと高いリスクをもたらす可能性のあるトークンを表す「シードタグ」が適用されている。「シードタグ」が適用されているトークンを取引するには、バイナンススポットまたはバイナンスマージンプラットフォームにて90日ごとに対応するクイズに合格し、利用規約に同意する必要があるという。
さらにNTRNは、バイナンス提供の「バイナンスローンチプール(Binance Launchpool)」にて取り扱われることも10日に発表されている。「バイナンスローンチプール」におけるNTRNの取り扱いは、11日0:00(日本時間:同日9:00)より開始しており、10月31日までの20日間利用可能とのこと。
なお「バイナンスローンチプール」ではユーザーが、BNB、TUSD、FDUSDをプールにステーキングすることでNTRNが獲得できる仕組みになっている。なお「バイナンスローンチプール」では、NTRNの総供給量1,000,000,000NTRNの2%となる20,000,000NTRNが報酬対象となっているとのこと。
BNBをステーキングした場合は報酬総額の80%となる16,000,000NTRNが報酬対象で、TUSDの場合は報酬総額の10%となる2,000,000NTRNが報酬対象だ。またFDUSDの場合は報酬総額の10%となる2,000,000NTRNが報酬対象になるとのこと。ユーザーに分配される報酬はステーキングされたトークン数によって異なるようだ。
バイナンスローンチプールについて
「バイナンスローンチプール」は、ユーザーがBNBなどの特定のトークンを対象プロジェクトのプールにステーキングすることで、暗号資産プロジェクトが発行するネイティブトークンを獲得できるサービスだ。
プロジェクト側は同プラットフォームの利用により、バイナンスにトークン上場ができる仕組みとなっている。トークンセールを行うIEOプラットフォームの「バイナンスローンチパッド(Binance Launchpad)」とは異なり、トークンをステーキングすることでプロジェクトのトークンが獲得できるのが特徴だ。
なお「バイナンスローンチプール」におけるNTRNの取り扱いは38番目のプロジェクトとなっており、今年8月に取り扱われた暗号資産サイバーコネクト: CyberConnect(CYBER)が37番目、セイ: Sei(SEI)が36番目となっている。
ニュートロン(NTRN)とは
ニュートロンは、コスモス(Cosmos)系のブロックチェーンだ。ニュートロンでは、ブロックチェーン開発キットの「Cosmos SDK」ベースのチェーンにおいてスマートコントラクトを扱えるようにするモジュール「コズモワズム(CosmWasm)」を採用しており、スマートコントラクトを実行するためのプラットフォームとして利用されることが期待されている。
関連ニュース
- バイナンスやOKXら、英暗号資産取引に関する新規制準拠へ焦点当てる、現地企業と提携も
- バイナンス、BUSDのローンサービスを10月末までに終了へ
- バイナンス、ペイセーフユーザーのユーロ取引を停止
- バイナンス、ロシア市場から完全撤退
- バイナンス、ベルギーユーザーへのサービス提供を再開
参考:バイナンス1・バイナンス2
images:iStocks/Ninja-Studio
参照元:ニュース – あたらしい経済