VTuberのバーチャル美少女ねむ、国連主催の「IGF京都2023」に登壇|アーカイブ動画も公開

バーチャル美少女ねむ&人類学者ミラ:IGF京都2023登壇

株式会社ブイノスは2023年10月10日に、VTuberの「バーチャル美少女ねむ」とスイスの人類学者「ミラ」がインターネット・ガバナンス・フォーラム京都2023(IGF京都2023)に登壇した際のアーカイブ動画を全編無償公開したことを発表しました。

インターネット・ガバナンス・フォーラム京都2023(IGF京都2023)は、2023年10月8日に京都市で開幕したインターネットの課題を議論する国際連合主催の国際会議であり、今回の会議には岸田文雄首相・河野太郎デジタル相・鈴木淳司総務相も登壇しています。

IGF(インターネット・ガバナンス・フォーラム)は、インターネットに関するあらゆる課題について様々な関係者が対等な立場で対話を行うインターネット政策の分野で最も重要な会議の1つで、2006年の第1回会合以降は毎年開催、第18回目となる今回の会合は日本で開催された初の会議となっています。

今回の会合では『Internet We Want – Empowering All People -(私たちの望むインターネット~あらゆる人を後押しするためのインターネット~)』という全体テーマのもとで、多様なステークホルダーが主催する約300のセッションが開催され、あらゆるインターネットの諸課題についての議論が行われています。

バーチャル美少女ねむ氏は世界最古の個人系バーチャルYouTuberであり、仮想世界メタバース上でのアバター人格としてメディア出演や書籍・記事の執筆などで活躍しています。

人類学者のミラ(リュドミラ・ブレディキナ)氏は、マルタ大学社会福祉学部ジェンダー&セクシャリティ学科で博士課程在籍、2022年には「バ美肉」「VTuber」に関する修士論文でジュネーブ大学のジェンダー分野の学術賞「プリ・ジャンル」を受賞しています。

IGF京都2023のアーカイブ動画を無償公開

バーチャル美少女ねむと人類学者ミラは、初日に開催されたイベント「メタバース住人との対話――新たなアイデンティティとダイバーシティ」において、英語でのプレゼンテーションを行いました。

このセッションはメタバース住人のリアルを解き明かすことを目的としたもので、ねむ氏はメタバースの世界から会場に設置されたスクリーンに登場し、オンラインでセッションに登壇しました。

このプレゼンテーションでは、未来のインターネットとして注目される仮想世界「メタバース」について、ユーザー観点でのリアルや課題、アイデンティティやダイバーシティにもたらす革命性についての解説が行われています。

今回は無償公開されたのはこのプレゼンテーションの内容を記録した1時間に及ぶアーカイブ動画で、これに合わせてスライド資料も公開されています。

国連登壇アーカイブの音声は英語であるものの、YouTubeの設定ボタンから「設定>字幕>自動翻訳>日本語」と操作を行えば、日本語字幕を表示することができます。

実際に登壇で使用されたスライド資料は「note」で全ページが公開されているため、「こちらのページ」にアクセスすることによって確認することが可能です。

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参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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