おすすめのハードウェアウォレット6選!特徴や機能、注意点を解説

暗号資産やNFTの注目度が高まる一方で、ハッキングによる盗難被害の報告も増えています。
せっかく手に入れたお気に入りのNFTを、ハッキングで失いたくはないですよね?

そこで今、脚光を浴びているのが「ハードウェアウォレット」です。
ネットワークから隔離した環境で暗号資産やNFTを管理できることから、ハッキングに対して非常に高いセキュリティ性能を誇ります。

本記事では、ハードウェアウォレットの基本的な性能や、使用上の注意点を解説したうえで、おすすめの機種を6つ紹介します。
暗号資産やNFTを持っている方、あるいはこれから買ってみようとお考えの方は、本記事をご参照いただき、ハードウェアウォレットの購入をご検討してみてはいかがでしょうか。

ハードウェアウォレットの機能と大切さ

ハードウェアウォレットは、外付けデバイスを用いて、暗号資産やNFTのアクセスに必要な「秘密鍵」を保管する暗号資産ウォレットの総称です。
MetaMaskのようなオンライン上で使用するウォレットとは異なり、インターネットと繋がずに秘密鍵を管理できる点が最大の強みといえます。

秘密鍵は、銀行口座でいうところの暗証番号のようなものです。
ハッキングによって、第三者に秘密鍵が奪われてしまえば、ご自身が保有する暗号資産やNFTは容易に盗まれてしまうでしょう。
秘密鍵をインターネットから切り離すことで、こういったハッキングによる被害のリスクを格段に抑えられます。

使用方法は製品によって若干異なりますが、USBポートやBluetoothでパソコン(あるいはスマートフォン)に接続して操作するものが多いです。

また、ハードウェアウォレットが故障・紛失した場合でも、初期設定時に表示される12~24個の英単語で構成された「リカバリーフレーズ」さえ覚えていれば、新しい端末で復元が可能です。

ハードウェアウォレットは、大切な暗号資産やNFTを保管するにあたって、導入を検討したい選択肢の一つといえるでしょう。

おすすめのハードウェアウォレット6選

ここでは、NFTMedia がおすすめするハードウェアウォレットを6つ紹介します。

製品ごとに機能や、取り扱える暗号資産の銘柄が異なるため、ご自身の用途に合ったハードウェアウォレットを選びましょう。

LedgerNano(レッジャーナノ)

■価格:13,499~46,999円
■特徴と利点
全世界で400万人以上が利用している、人気のハードウォレットメーカーの製品です。
直感的に使えるシンプルな設計が魅力的で、1000種類以上のNFTや暗号資産に対応しているので、使う人を選びません。

エントリーモデルの「Ledger Nano S Plus」はUSBポートによる接続のみですが、それ以外の製品はBluetoothでの接続にも対応しています。

Trezor(トレザー)

■価格:69~219ドル(約10,000~32,000円)
■特徴と利点
Trezorは、ForbesやCNNといった有名メディアにも掲載実績のある、人気のハードウェアウォレットです。
USBポートによる接続を採用し、シンプルかつ直感的に使えるデザインから、はじめて購入するハードウェアウォレットとして選ぶ方も多いようです。

先ほど紹介したLedgerNanoと比較されがちなTrezorですが、対応している暗号資産の銘柄に違いがあります。
Trezorは、LedgerNanoが対応していないNEM(ネム)とMONA(モナ)の取り扱いが可能である一方、XRP(リップル)は利用できないので注意したいところです。

​​COLDCARD(コールドカード)

■価格:147.94ドル(約22,000円)
■特徴と利点
COLDCARDは、カナダ発のハードウェアウォレットです。
販売元のCoinkite社は「ビットコイン・オンリー」をテーマに商品の開発と販売を行う企業であり、そのことからビットコイン愛好家から絶大な支持を受けています。

電卓のような見た目が特徴的で、タッチ式のキーパッドで操作します。
一度もパソコンに接続しなくても運用できる点と、製品の設計がオープンソースとして公開されている点から、透明性の高さと、それにともなう安全性を実現しました。

SecuX(セキュエックス)

■価格:8,800~19,800円
■特徴と利点
SecuXは、台湾の企業SecuX Technology社が開発したハードウェアウェレットです。
2.8インチのカラータッチパネルによる操作と、バッテリーによる稼働が可能で、場所を選ばずに利用できるのが強みといえます。

また、軍事レベルのセキュリティチップを搭載したことにより、取引時の情報漏洩を防ぐのはもちろん、マルウェアによる攻撃も許しません。

1,000種類以上の暗号資産に対応しているので、汎用性も申し分ないでしょう。

CoolWallet(クールウォレット)

■価格:99~149ドル(約14,000~22,000円)
■特徴と利点
CoolWalletは、カードタイプのハードウェアウォレットです。
Bluetoothを用いて、スマートフォンに接続して使用します。
なお、AndroidとiOSの両方に対応しているので、スマートフォンを持っていれば誰でも使える点は安心ですね。

クレジットカードサイズなので、お財布に入れての持ち運びも可能です。
折り曲げても故障しないうえに、防水性にも優れているので、耐久力は抜群です。

外出先での操作が多い方に、おすすめの機種といえます。

SafePal(セーフパル)

■価格:49.99ドル(約7,400円)
■特徴と利点
SafePalは、大手暗号資産取引所であるバイナンスからも出資を受ける企業「SafePal社」が開発したハードウェアウォレットです。
全世界196か国以上で使用されており、ユーザーは600万人を超えるといわれています。

SafePalの大きな特徴は、接続方法です。
ハードウェアウォレット自体にカメラが搭載されており、QRコードを読み込ませることでウォレットへのアクセスを行います。
このQRコードは、専用のアプリや拡張機能から入手が可能です。

また、SafePalのサービスでは日本語表示ができるので、日本人ユーザーにはありがたい点ですね。

ハードウェアウォレットのリスクや注意点

高い安全性を持つとされるハードウェアウォレットですが、よい点ばかりではありません。
ここでは、ハードウェアウォレットを使用する際に生じるリスクや注意点を解説します。

デメリットや危険性も把握したうえで、ハードウェアウォレットの購入を検討しましょう。

導入費用がかかる

当然ですが、ハードウェアウォレットを導入する際には、購入費用が発生します。
安いものは5,000円前後から、高い機種だと50,000円近くかかるものもあります。

MetaMaskのようなオンライン上で使用するウォレット(ホットウォレット)の大半は無料で使えるので、費用面を比べればデメリットといわざるを得ません。

ハードウェアウォレットはメーカーや性能によって金額の差が大きいので、利用用途に合った機種を選ぶようにしてください。

リカバリーフレーズや秘密鍵の管理が必要

冒頭でも紹介しましたが、ハードウェアウォレットには、リカバリーフレーズが発行されます。
このリカバリーフレーズは、ウォレットを復元する際に使用するパスワードのようなものです。

しかし、リカバリーフレーズを紛失したり、忘れたりすると、万が一ハードウェアウォレットが故障した時にウォレットの復元ができなくなります。
当然、ウォレット内の暗号資産やNFTを取り出すこともできません。

また、第三者にリカバリーフレーズが知られれば、ウォレット内の資産が盗まれるリスクも発生します。

ハードウェアウォレットの安全性は、リカバリーフレーズがきちんと保管されているから担保されるものです。
リカバリーフレーズを紙に書いて金庫で保管するといった、厳重な取り扱いをおすすめします。

購入先には注意が必要

ハードウェアウォレットは、かならず公式サイトか正規代理店で購入してください。

現在、ハードウェアウォレットには偽物や、細工が仕込まれた端末が流通しています。
中古品や通販サイトで購入した場合、リカバリーフレーズを不正に盗むようなプログラムや、マルウェアが仕掛けられた端末を売りつけられるおそれがあります。

こういった端末を使用してしまうと、あなたの大事な資産がすべて盗まれかねません。
手口はどんどん巧妙になっているので、見た目だけで細工を見抜くのは困難でしょう。

安さに惑わされず、安全な正規品の購入を心がけてください。

なお、ハードウェアウォレットについて詳しく知りたい方は下記の記事もご覧ください。

参照元:NFT Media

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