【月間海外NFTニュース】2023年8月|これだけは押さえたいニュース7選
本記事では、今月1ヶ月間の海外ニュースの中から、NFT Media編集者が話題のニュースを厳選し、まとめて紹介しています。
1週間ごとにもニュースを記事にまとめて紹介しているので、お手隙の際にぜひご覧ください。
メルセデス・ベンツ、新作NFTコレクション「メルセデス・ベンツ NXT Eternities」を発表
メルセデス・ベンツが、新作NFTコレクション「メルセデス・ベンツ NXT Eternities(エタニティーズ)」を発表しました。
「メルセデス・ベンツ NXT Eternities」は、メルセデス・ベンツの選ばれた少数のトップカスタマー向けのイベントにてミントすることができるNFTコレクションです。メルセデス・ベンツが設立したWeb3部門「メルセデス・ベンツ NXT」の公式Twitterによると、イベントを通して数ヶ月から数年間かけてミントを実施し、高品質でパーソナライズされた体験を提供する予定であるとのことです。
メルセデス・ベンツのデザインチームによってデザインされたこのNFTコレクションにはブランドのロゴが描かれています。発行予定数は1,886個であり、各アイテムには、それぞれにシリアルナンバーがついています。チェーンは、イーサリアムを採用しています。
また、Web3関連スタートアップのyouba社と提携しており、ミント時に必要な暗号通貨ウォレットには、同社が提供するNFCチップが埋め込まれているカード型のハードウェアウォレットが採用されます。
このカードを携帯電話にタップしてNFCチップを読み込むことで、イーサリアムのウォレットの作成プロセスが開始され、アドレスが作成されます。
企業:メルセデス・ベンツ
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PayPalが、ステーブルコイン「PYUSD」を発表
アメリカの大手送金サービスであるPayPal(ペイパル)が、米ドルに連動した独自のステーブルコイン「PayPal USD(PYUSD)」を発表しました。
PYUSDは、イーサリアム基盤のERC-20トークン規格のステーブルコインです。ステーブルコインがもたらす決済機能を活用するように設計されており、米ドル預金、短期米国債、その他同様の現金同等物によって裏付けされています。これにより、アメリカのPayPalユーザーは、アプリやサイトからPYUSDを購入したり、互換性のある外部ウォレット間で送金したりすることができます。加えて、このコインは、消費者、加盟店、開発者が不換紙幣とデジタル通貨の両方の世界につながることを促進することを掲げています。
PYUSDは、取引所が簡単に統合できるように設計されており、多くの機能性を備えています。そのため、開発者やクリエイターへの直接の送金、支払いの合理化、送金の迅速化、デジタル資産への進出におけるグローバルブランドの支援など、多目的に利用できます。加えて、Web3関連の金融機関であるPaxos Trust Company(パクソス・トラスト・カンパニー)が発行企業としてニューヨーク州金融サービス局の監督下にあるため、高い信頼性を担保しています。
企業:PayPal
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adidas(アディダス)とBAPE(ベイプ)がコラボスニーカーを発表、オークション形式でNFTを販売予定!
スポーツブランドのadidas(アディダス)とファッションブランドのBAPE(ベイプ)ことA BATHING APE(アベイシングエイプ)が、コラボレーションスニーカーを発売することを発表しました。
このスニーカーはA BATHING APEの30周年を記念して販売されます。外側に流れ星、内側にスリーストライプがデザインされており、靴紐の部分にはメタルシルバーのA BATHING APEのロゴのチャームが施されているのが特徴的です。
各スニーカーにはNFCチップが搭載されており、スマートフォンでスキャンすると、NFTに基づく証明書にアクセスできます。また、アクセスパスNFTがフィジカルスニーカーと引き換えられると、ホルダーはアディダスのALTSアバタープロジェクトと相互運用可能な「デジタルツインNFT」も受け取ることになります。これによって、ホルダーはメタバースでもスニーカーを着用することができます。
今回のコラボレーションは、アディダスコレクトプラットフォームを通じてオークション形式で販売されます。実施されるオークション、adidas originals x BAPE “Fresh Forum”の詳細は、以下の通りです。
・販売アイテム:アクセスパスNFT
・販売個数:限定100個
・開催期間:2023年8月22日から8月25日までの72時間
・最低入札価格:0.3ETH(入札の上限はなし)
また、アディダスのALT[er] Ego “Soles”のNFTホルダー、およびBAPE: (B)APETAVERSEコミュニティのメンバーは、入札価格に10%のプレミアムが無料で加算されます。
企業:adidas
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コカ・コーラ、Base上でNFTコレクション「The Masterpiece Collection」をリリース!
コカ・コーラが、Coinbase(コインベース)のレイヤー2ネットワークであるBase(ベース)上でNFTコレクション「The Masterpiece Collection(ザ・マスターピース・コレクション)」のリリースを発表しました。
コカ・コーラのNFTコレクション「The Masterpiece Collection(ザ・マスターピース・コレクション)」は、コカ・コーラのボトルにクラシックアートやコンテンポラリーアートを組み合わせたデザインが施されています。その中には、エドヴァルド・ムンクの『叫び』やヨハネス・フェルメールの『真珠の耳飾りの少女』など、著名な芸術作品がコレクションに採用されています。
・販売価格:0.0011ETH〜
・販売期間:2023年8月14日〜17日(終了済み)
企業:コカ・コーラ
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大手NFTマーケットプレイスOpenSea(オープンシー)、ロイヤリティの支払いをオプション制に移行へ。
大手NFTマーケットプレイスのOpenSea(オープンシー)は、ロイヤリティの強制徴収を停止する予定であることを発表しました。
OpenSeaは、2024年3月からアーティストに対する二次販売の手数料の強制徴収を停止し、オプション制に変更する予定であることを宣言しました。これらの手数料は基本的にチップのように扱われることになり、販売価格に対して任意のパーセンテージを販売者がオリジナルのアーティストに渡す仕組みです。そのため、販売者が支払わない選択をすることも可能です。
2023年8月31日からすべての新規NFTに対するロイヤリティの強制を停止し、2024年3月までに、すべての販売において手数料を任意とする方針です。
OpenSeaのCEOであるデヴィン・フィンザー氏は、これは必要かつ前向きな変化であると考えています。加えてフィンザー氏は、「非効果的で一方的な強制徴収」を批判しており、クリエイターが作品を収益化する別の方法を見つけることを示唆しています。
このロイヤリティの支払いを任意とする動きは、マネタイズ面でロイヤリティに依存しているアーティストに影響を与える可能性があり、収益モデルの持続可能性が危ぶまれます。また、アーティストが作品から収入を得るための、新しい革新的な方法が生み出される可能性もあります。
企業:OpenSea
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バスケットボール・ワールドカップ開催中のFIBAが、NFTコレクションをリリース!
国際バスケットボール連盟(FIBA)は、バスケットボール・ワールドカップ2023の開催を祝し、NFTコレクションをリリースしたことがわかりました。
今回リリースされたNFTコレクションは、Web3プラットフォームのVenly(ヴェンリー)とのパートナーシップにより、2023年8月21日にリリースされました。チェーンはポリゴン(MATIC)ネットワークが採用されています。また、これらのアイテムはFIBAワールドカップNFT Shopifyストアで購入することができます。
このNFTコレクションは、FIBAバスケットボール・ワールドカップ2023の開催国である日本、フィリピン、インドネシアに敬意を表したコレクションであり、4つのユニークなアイテムで構成されています。1つずつ、紹介していきます。
・Fan’s Frenzy(ファンズ・フレンジー)
ファンズ・フレンジーは、バスケットボールの熱狂的なファンに向けたシリーズです。ファンがバスケットボールにもたらすエネルギーや熱意を表現しています。
・National Pride(ナショナル・プライド)
ナショナル・プライドは開催国に焦点を当てたシリーズで、日本、フィリピン、インドネシアの文化や伝統、プライドを表現しています。
・Ultimate Courtside(アルティメット・コートサイド)
アルティメット・コートサイドは、デジタル・コートサイドビューを提供し、コレクターやバスケットボールファンに、ゲームの他に類を見ない視点を提供します。
・Golden Glory(ゴールデン・グローリー)
ゴールデン・グローリーは、バスケットボールにおける輝かしい勝利と栄光を表現しており、それらの成功をデジタルで表したシリーズです。
企業:FIBA
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【スヌープ・ドッグ×Skechers】スヌープ・ドッグが保有するBAYCのNFT「Dr. Bombay」をモチーフにしたスニーカーが登場!
世界的ラッパーであるスヌープ・ドッグ氏は、アメリカのシューズブランドSkechers(スケッチャーズ)とコラボレーションし、NFTコレクション「Dr.Bombay(ドクターボンベイ)コレクション」を発表しました。
今回発表されたNFTコレクション「Dr.Bombay コレクション」は、スヌープ・ドッグ氏が保有するBored Ape Yacht Club(BAYC)のNFT「Dr.Bombay」をモチーフにしたスニーカーです。スニーカーのサイドにはBAYCお馴染みの猿のイラスト、そして、シューレースと中敷は豹柄がプリントされており、遊び心たっぷりのストリートウェアとなっています。また、販売価格は100ドルであり、メンズサイズのみ展開されています。
スヌープ・ドッグ氏は、BAYCをはじめ数多くのNFTを保有しており、NFT界でも著名な人物です。自身でもNFTを制作しており、2023年6月にも最新NFTコレクションを発表しています。
企業:Skechers
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参照元:NFT Media