PEPE:ラグプルの噂で「25%以上価格急落」下落理由と反論

ミームコイン「PEPE」1日で25%価格急落

今年4月のローンチ後に大幅な価格上昇を記録した新しいミームコイン「PEPE」の価格は、2023年8月25日に25%以上急落しました。

PEPEの価格は2023年8月24日時点で「0.00016円」となっていたものの、その後25日の午前5時頃には価格が急落、記事執筆時点では「0.00012円」まで下落しています。

2023年8月24日〜25日 PEPE/JPYの価格チャート(画像:CoinMarketCap)2023年8月24日〜25日 PEPE/JPYの価格チャート(画像:CoinMarketCap)

PEPE価格急落の理由は?

今回のPEPE価格急落には「マルチシグウォレットにおけるトランザクション承認方法の変更」や「その後確認された暗号資産取引所への大規模送金」が関連していると言われています。

トランザクション承認方法の変更

PEPEでは、金庫のように機能する開発者のウォレットで「マルチシグ」の仕組みが採用されているとのことですが、2023年8月25日にはこのマルチシグウォレットの取引承認方法に変更が加えられたことが報告されています。

マルチシグとは、トランザクション(取引)の承認に複数人からの署名が必要となる仕組みのことであり、これによって重要な取引が1人の独断で行われるのを防ぐことができるようになっています。

PEPEのマルチシグウォレットでは「8人中5人からの承認」が必要な仕組みが採用されていたものの、今回の変更ではこれが「8人中2人からの承認」で取引が行えるように変更されたと伝えられています。

1時間前、PEPEのマルチシグウォレットは、マルチシグに必要な署名の量を5/8から2/8に変更した。これは1,570万ドル相当のPEPEが取引所に送られた後のことである。

暗号資産取引所への大規模送金

また、今回の報告では「PEPEのマルチシグウォレットから複数の暗号資産取引所に1,570万ドル(約23億円)相当のPEPEが送金された」ということも報告されています。

PEPEのマルチシグウォレットは「OKX・BINANCE・Bybit・謎のウォレット」にPEPEを送金したとのことで、送金されたPEPEの数量は総供給量の約3.8%に当たる”16兆PEPE”に上るとも報告されています。

マルチシグウォレットは3時間前にバイナンスから資金を受け取り、以下の場所にPEPEを送金した。

– OKXに8,360,000ドル
– BINANCEに6,600,000ドル
– Bybitに438,000ドル
– 謎の取引所/ウォレットに400,000ドル

1,042万ドル相当のPEPEがマルチシグウォレットに残されている。

一連の騒動で「ラグプル疑惑」が浮上

上記2つの内容な報告されたことによって、仮想通貨コミュニティでは「PEPE開発者による”ラグプル”の疑惑」が浮上しています。

ラグプルとは、開発者が作成した仮想通貨を投資家に購入させた後に、プロジェクトの資金を不正に持ち逃げしたり、大量に売却したりする出口詐欺のことであり、仮想通貨業界ではそのような詐欺が複数報告されています。

記事執筆時点では、PEPE公式アカウントなどからの発表は確認できていないものの、今回の内容は海外の大手メディアでも報じられているため、一連の報告を受けてPEPE売りが増加している可能性があるとも見られています。

ラグプル疑惑についての補足事項も

PEPE開発者によるラグプル疑惑については反論する意見も出ており、一連の報告を”FUD”とする報道もなされています。

具体的には「PEPE供給量の2.5%以上を保有するのはOKXとBINANCEだけであり、保有者トップ6の中の5つは取引所である」と説明されており、「PEPEの大部分はコミュニティに保有されているため、ラグプルのリスクは最小限に抑えられている」との説明がなされています。

皆さんへの簡単な注意事項
PEPEの2.5%を超える保有者は「OKX」と「Binance」だけであり、上位6つの保有者のうちの5つは取引所です。また、循環供給量=最大供給量でもあります。

つまり、従来の「ラグ」に対するリスクは最小限に抑えられています。トークンはコミュニティのものです。

一連の巨額送金や著名方法変更についての詳細は明らかになっていないものの、PEPEでは以前として価格下落が続いているため、今後の動きや公式発表には注目が集まっています。

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参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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