Final Aimがジャパン ソサエティとスタンフォード大学の共催プログラムで“Innovation Showcase” を受賞
【こんな人におすすめ】
- Final AimとInnovation Showcaseって何?
- なぜFinal Aimが”Innovation Showcase”を受賞できたの?
- Final Aimの今後の展望は?
北カリフォルニア ジャパン ソサエティとスタンフォード大学の共催プログラム「Japan – US Innovation Awards」にて、Final Aimが「Innovation Showcase」を受賞したことが発表されました。
本記事では、Final Aimが「Innovation Showcase」を受賞した概要について解説していきます。
Final Aimがジャパン ソサエティとスタンフォード大学の共催プログラムで“Innovation Showcase” を受賞
株式会社Final Aimは、北カリフォルニア ジャパン ソサエティと、スタンフォード大学の米国アジア技術経営研究センターが共催するプログラム「Japan – US Innovation Awards」の中で、「Innovation Showcase」の受賞企業に選出されました。
Final Aimが今回の受賞に至った要因は、以下3つの基準が高く評価されたためです。
- デザインと製造業の大手メーカーとの早期協業
- 米国本社によるアメリカ現地でのビジネスの本格化及び、Berkeley SkyDeckへの採択や同プログラム内での受賞。サンフランシスコ本社の3D CADソフトウェア最大手であるAutodeskとの連携。
- ブロックチェーンやスマートコントラクトなどの最先端テクノロジーを活用した独自の課題解決能力
受賞企業は、同プログラムの「2023 Japan – US Innovation Awards Symposium」にも招待されます。
シンポジウムには、Final Aimの代表取締役社長である朝倉雅文氏が登壇し、受賞スピーチを行う予定です。
【2023 Japan – US Innovation Awards Symposium 概要】 | |
日時 | 2023年7月20日(木)11:00〜17:00(カリフォルニア現地時間) |
開催場所 | Stanford University Arrillaga Alumni Center |
公式サイト | Agenda-2023 – Japan-U.S. Innovation Awards |
参加登録サイト | 2023 Japan – US Innovation Awards Symposium |
この受賞は、グローバルで成功するための跳躍台的な役割を持つとして、広く認識されています。
Innovation Showcaseとは?
「Innovation Showcase」とは「Japan-U.S. Innovation Awardsプログラム」の一環です。Japan-U.S. Innovation Awardsプログラムでは、日本とアメリカのスタートアップ企業から、革新的な技術とビジネスアイデアを持ち、世界的な影響力を持つ潜在性を秘めた企業を表彰する取り組みが行われています。
Innovation Showcaseでは、厳格な審査を通じて、最大5つの優れた日本のスタートアップ企業が毎年選出されます。この受賞は、グローバルで成功するための重要な役割を持つ賞として位置付けられており、過去には有名な企業やスタートアップが受賞している点が特徴です。
過去には、以下のようなスタートアップ企業が選出されました。
- Telexistence
- Kyoto Fusioneering
- GITAI
- Treasure Data
- Preferred Networks
- ABEJA
多くの方が一度は聞いたことのある企業なはずです。受賞企業は、その革新的なアイデアやビジョンを発表する機会を得ることができ、さらなる成長と展開が期待されます。
Final Aimってどんな会社?概要やサービスを紹介
ここからは、Innovation Showcaseを受賞するFinal Aimがどういった会社であるか説明します。
- Final Aimの概要
- Final Chain:ブロックチェーンプラットフォーム
Final Aimの概要
会社名 | 株式会社Final Aim(Final Aim Inc.) |
所在地 | アメリカ・デラウェア州/日本・東京都 |
代表者 | 朝倉 雅文 |
設立年 | 2019年12月 |
公式サイト | https://final-aim.com/ |
株式会社Final Aimは、デザインとデジタル製造業領域を中心に、ブロックチェーン事業をグローバルに展開するスタートアップ企業です。
2019年12月に日本に設立され、2022年には米国法人を設立しています。
代表者の朝倉雅文氏は、リクルート(旧リクルートキャリア)やみずほ銀行、シンガポールで人材紹介会社の代表取締役社長を経て、Final Aimを共同創業しました。
2022年には、米国のカリフォルニア大学バークレー校が実施する、世界有数のスタートアップアクセラレータ「Berkeley SkyDeck」に採択されています。
Final Aimを代表するサービスには、ブロックチェーンプラットフォームの「Final Chain 」が挙げられます。どういったサービスであるか詳しく見てみましょう。
Final Chain:ブロックチェーンプラットフォーム
「Final Chain」は、同社が開発したブロックチェーンやスマートコントラクトによるプラットフォームです。
Final Aimは、デザインと製造業における契約書の管理や業務プロセスの課題を解決することを目的に、同プラットフォームを開発しました。
ブロックチェーンやスマートコントラクト、デジタルトークンなどのWeb3技術を活用し、以下のような業務プロセスにおける課題の解決を実現しています。
- 透明性
- 改ざん性
- トレーザビリティ
- 自動化
これにより、管理コストや法務リスクを抑えられ、本来のデザインやモノづくりに集中して、価値を創造することが可能となります。
Final Aimの今後の展望
現在、Final Aimは、以下のような世界有数の大手企業との実証実験や実務で、Final Chainの活用を進めており、グローバルな展開を図っています。
- ソニーデザインコンサルティング社
- パナソニック社
- Autodesk社
- EYEMETRICS JAPAN社
2023年6月には、Adobeの日本・APAC・北ヨーロッパで代表取締役社長を歴任したエンジェル投資家のCraig Tegelからの資金調達が実施され、彼のビジネスアドバイザーとしての参画も発表されました。
Final Aimは、Craig Tegel氏ともとに、今後もデザインと製造業向けにさらなる展開を進め、グローバルなリーダーシップを発揮していくことが予想できます。
まとめ
今回は、Final AimやInnovation Showcaseの概要、Final AimがInnovation Showcase受賞した経緯について紹介しました。
ブロックチェーン事業を展開するFinal Aimは、アメリカ現地でのビジネスの本格化や最先端技術を活用した独自の課題解決能力が評価され、Innovation Showcaseの受賞に至りました。
今後の動向にも目が離せない企業と言えるでしょう。
参照元:NFT Media