Aave、イーサリアムでの米ドルステーブルコイン「GHO」ローンチに向けガバナンス投票を開始

Aaveが「GHO」のローンチに向けたガバナンス投票開始

DeFi(分散型金融)レンディングプロトコル「アーベ(Aave)」のネイティブステーブルコインとなる「GHO(ゴー)」が、イーサリアム(Ethereum)メインネットでのローンチに向けたガバナンス投票を開始した。

同ガバナンス投票は日本時間7月12日6:07に開始されており、7月14日の22:11まで行われる。なお記事執筆時点(7/12 12:30)では約7.6万AAVE分の投票が行われており、その全ての票が賛成に投じられている。

「アーベ」は今年2月からイーサリアムのテストネット「Goerli(ゴエリ)」で同ステーブルコインをローンチし、最大25万ドルの報奨金が支払われるバグバウンティプログラム実施をしてしている。

「GHO」は米ドル(USD)と1:1の価値にペッグ(固定)されるステーブルコイン。「アーベ」で利用可能な複数銘柄の暗号資産(仮想通貨)を担保として裏付けする過剰担保型のステーブルコインになるという。

「GHO」は「アーベ」の最新バージョンのアーベv3(Aave v3)にて、プールに預けられた担保を利用して借り入れ可能になる予定だ。

アーベv3では「GHO」について、借入れた資金を同一ブロックで返済することを条件に無担保で借入ができる「フラッシュローン」を採用せず、仕組みは異なるが同様の借入が可能な代替機能「フラッシュミンティング(FlashMinting)」が採用されている。これは借り入れの上限を導入するためのもので、フラッシュローン攻撃などに対するセキュリティが向上するという。

現在アーベはマルチチェーン戦略を進めており、5月にはイーサリアムL2ネットワークのメティス(Metis)ネットワーク上にプロトコルを展開した。

これによりアーベv3はイーサリアム、アバランチ(Avalanche)、オプティミズム(Optimism)、ポリゴン(Polygon)、ファントム(Fantom)、ハーモニー(Harmony)、アービトラム(Arbitrum)、メティスの8つのチェーンで利用可能になっている。

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    参考:Aave
    デザイン:一本寿和
    images:iStocks/FOTOKITA・sumkinna

    参照元:ニュース – あたらしい経済

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