ビットコイン価格予想「2024年の半減期で15倍になる可能性」ドットコムバブルとの比較も
次の強気相場でBTC価格は45万ドルに?
仮想通貨アナリストのMichaël van de Poppe氏は2023年6月28日に公開したYouTube動画の中で、ビットコイン価格は2024年の半減期に向けて最大15倍にまで上昇する可能性があるとの予想を語りました。
現在のビットコイン価格は約30,000ドル(約435万円)となっているため、BTC価格が今の価格から15倍にまで上昇した場合には、1BTCあたりの価格が450,000ドル(約6,500万円)になることになります。
Michaël van de Poppe氏は「BlackRock」がビットコイン現物ETFを申請したことなどについて触れた上で、「次のビットコインの強気相場は2015年〜2017年に見られた強気相場に匹敵するサイクルになる可能性が高い」との考えを示しています。
2015年〜2017年はビットコイン価格が大幅上昇した時期でもあり、2015年1月時点で200ドル程度だったBTC価格は、2017年12月に20,000ドル付近まで高騰していました。
2015年1月〜2018年6月の期間におけるBTC/USD日足チャート(画像:TradigView)
この数年間では「MicroStrategy」のような企業や、「エルサルバドル」のような国もビットコインに投資し始めていますが、Michaël van de Poppe氏は「次の強気相場で機関投資家や政府の仮想通貨市場参入が続くことになる」と考えており、そのような理由からBTC価格が現在価格の10倍・15倍になってもおかしくないとの考えを語っています。
なお、仮想通貨に対する機関投資家の関心が高まっていることを示す例としては「大手銀行HSBCが香港の顧客向けに暗号資産ETF(上場投資信託)に投資できるサービスを提供し始めたこと」などが挙げられています。
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ドットコムバブルと仮想通貨市場の比較
Michaël van de Poppe氏は今回の動画の中で、1990年代後半から2000年にかけてインターネット関連企業の株価が高騰した「ドットコムバブル」との比較についても語っており、ドットコムバブルと同じような動きが仮想通貨市場でも起きる可能性があると予想しています。
ドットコムバブルではインターネット関連企業の株価が高騰した後に多くの企業が経営破綻して株価が急落しており、最終的には「Google・Amazon・eBay」などといった一部の企業が生き残ることとなりました。
Michaël van de Poppe氏は「現在の仮想通貨全体の時価総額は1兆2,000億ドルほどであるが、ドットコムバブルの時は約10兆ドルから15兆ドルまで高騰した後に崩壊した」と述べており、仮想通貨市場は10兆ドルから20兆ドルに成長してピークに達し、その後はゆっくりとしたサイクルで技術採用が拡大していくことになるとの予想を語っています。
ドットコムバブルとの比較は以前から
短期的なビットコイン価格予想
短期的なビットコイン価格予想では、現在の強気相場における重要なポイントとして42,000ドル(約608万円)のラインが挙げられています。
同氏は「次のターゲットは40,000ドル(約580万円)付近の高値を突破して、半減期前に50,000ドル(約725万円)に向かうことである」と述べており、「これは非常にあり得るシナリオであり、アルトコインが引き続き上昇する可能性も非常に高い」とも語っています。
また同氏は「現在の価格で調整が起きるかどうかについてはまだ議論の余地がある」とも語っており、現在の上昇相場の終了ポイントとしては42,000ドルのラインがあげられています。
ビットコインの価格予想では「2023年後半に大幅下落する可能性がある」といった予想も出ていますが、多くのアナリストやトレーダーは「2024年の半減期に向けて新たな強気相場が始まる」と予想しており、1BTC=1,000万円越えを予想する意見も多数出ています。
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