【メルセデス・ベンツ】車内でのNFT表示機能を発表
メルセデス・ベンツは2023年6月22日、車内モニターにNFT表示機能を持つ車載アプリのパイロット版を発表しました。
暗号資産ウォレットを接続すると、車内モニターにNFTを表示できる
ユーザーは、アプリに暗号資産ウォレットを接続することで、所有するNFTを車内モニターに表示することができます。この新機能の搭載は、新型のメルセデス・ベンツEクラスで試験的に運用される予定です。
今回の発表について、メルセデス・ベンツが設立したWeb3部門「メルセデス・ベンツ NXT」は、公式Twitterにて以下のようにコメントしています。
「メルセデス・ベンツの研究開発チームとデザインチームは、テクノロジーとアートの融合する世界からインスピレーションを得て、物理的な製品とデジタル製品を融合させる新しい方法を常に考えています。今回発表した新機能は、自動車がデジタルアートを展示し、ギャラリーに変身する最初の例です」
参考:https://twitter.com/MercedesBenzNXT/status/1671545032627683330
続々と新機能を公開するメルセデス・ベンツ、ChatGPTの搭載も発表
メルセデス・ベンツは相次いで車内の新機能を発表しており、2023年6月15日には、車内機能にOpenAIのチャットボットである「ChatGPT」を試験的に導入することを発表しています。
ChatGPTは、メルセデス・ベンツの車内に搭載されている「メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス(MBUX)」に組み込まれ、音声アシスタントとして機能します。この機能の試験運用は2023年6月16日に開始され、3ヶ月間実施される予定です。また、対象地域は、アメリカに限定されています。
メルセデス・ベンツ プレスリリース:https://media.mercedes-benz.com/article/323212b5-1b56-458a-9324-20b25cc176cb
メルセデス・ベンツのNFTコレクション「Maschine」とは
メルセデス・ベンツは2023年6月、デジタルアート集団のFingerprints DAO(フィンガープリンツ DAO)と、オランダ人アーティストであるハーム・ヴァン・デン・ドルペル氏と共同で、自動車をコンセプトにしたNFTコレクション「Maschine(マシーン)」をリリースしています。
「Maschine」は、イーサリアムベースのNFTであり、1,000個で構成されています。各アートワークは、動くタイヤのオマージュを視覚的に表現しており、あらゆるパターンの円形のデザインが、まるで回転しながらスピードアップしているかのように、速度が変化して見えるようになっています。
このコレクションは、2023年6月7日にFingerprints DAOが主催するオランダのオークションにて公開され、現在はNFTマーケットプレイスOpenSeaにて二次販売が行われています。記事執筆時点(2023年6月23日)のフロア価格は、0.218ETH(約60,000円)です。
Maschine OpenSea:https://opensea.io/collection/maschine
詳しくは、以下の記事をご覧ください。
自動車会社によるNFTプロジェクト
ポルシェやBMW、ランボルギーニなど多くの自動車会社がNFTプロジェクトを発表しています。
自動車会社におけるNFTの活用事例は、以下の記事をご覧ください。
また、NFTの活用事例をまとめた書籍『NFTビジネス活用事例100連発! 地方創生からエンタメまで』が発売中です。
書籍の詳細は、以下の記事をご覧ください。
参照元:NFT Media