【Binance NFT】NFTを担保にイーサリアムの借入ができる、ローンサービスを開始

大手仮想通貨(暗号資産)取引所のBinance(バイナンス)は2023年5月25日、BinanceのNFTマーケットプレイスである「Binance NFT」でのローンサービスを開始することを、発表しました。

この新サービスによって、ユーザーは、NFTを担保にしてイーサリアム(ETH)を借りられるようになります。

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取引量の多いNFTプロジェクトに限定して開始

Binance
引用:Binance Announcement NFT Loan

このローン機能は、取引量の多い優良NFTプロジェクトに焦点を当てたもので、ユーザーは、ガス代なしで、NFTを担保にイーサリアム(ETH)を借りることが可能になります。

これにより、BinanceのNFTコミュニティに分散型金融(DeFi)の利点を導入し、デジタル資産の柔軟性と実用性を向上させることができます。

現時点で担保に利用できるNFTプロジェクトは、Bored Ape Yacht Club(BAYC)、Mutant Ape Yacht Club(MAYC)、Azuki(アズキ)、Doodles(ドゥードゥルズ)の4つのプロジェクトです。

Binance NFTは近日中に、より多くのNFTプロジェクトを取り入れる予定であり、サービスの範囲をさらに拡大する予定です。

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借入額はNFTコレクションのフロア価格によって決まる

Binance
引用:Binance NFT Twitter

ローン機能は、NFTを所有しているが、迅速な資金調達が必要な人を対象としています。

また、借りられるイーサリアムの量は、NFTコレクションのフロア価格によって決まります。

これは、スマートコントラクトを介して複数のデータをブロックチェーンに取り込むサービスを展開している「Chainlink(チェーンリンク)」や大手NFTマーケットプレイス「OpenSea(オープンシー)」を含む、複数のソースからのデータを統合したBinanceのOracle  System Price(オラクル・システム・プライス)に基づいて決定されます。

Oracle  System Price:https://www.binance.com/en/price/oracle-system

NFTを担保にイーサリアムの借り入れを促進することで、NFTの流動性を向上させることができます。

一方で、アグリゲーター機能を実装しているNFTマーケットプレイスBlur(ブラー)も、2023年5月下旬に、NFTを担保としたP2P無期限レンディングプロトコル「Blur Lending(Blend)」を発表しています。

Blendも、Binence NFTと同様に、NFTを担保にイーサリアムを借りることができ、ローンに伴うリスクなど、日常的な課題を解決することを目的としています。

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Binance NFTとは

Binance NFT
引用:Binance NFT Twitter

Binance NFTは、Binanceによって2021年6月にローンチされ、世界中のアーティスト、クリエイター、NFTコレクター、クリエイティブのファンを結びつけるプラットフォームを提供しています。

利用ユーザー数は9,000万人を超え、取り扱うコレクションも膨大な数です。

2023年5月には、ビットコインNFT「Ordinals(オーディナルズ)」に対応することを発表しており、対応コレクションを拡大しています。

Binance NFT:https://www.binance.com/en/nft/home

Binance NFT Twitter:https://twitter.com/TheBinanceNFT

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参考記事: https://nftnewstoday.com/2023/05/26/binance-nft-loans-unlocking-liquidity-with-nfts/

参照元:NFT Media

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