Oasysとは?ゲーム特化ブロックチェーンの特徴や仕組みを解説
ゲームに特化したブロックチェーン「Oasys」とは
開発・運営:Oasys Pte. Ltd
ローンチ:2022年12月
価格(記事公開時):12.43円
Oasysは2022年12月12日にローンチされた、ゲームに特化したブロックチェーンプラットフォームです。コンセプトとして「Blockchain for Games」を掲げ、2022年の2月からプロジェクトを進めています。
プロジェクトの運営や開発を進めているのは、シンガポールを拠点に活動しているブロックチェーン開発企業「Oasys Pte. Ltd」です。プロジェクトメンバーには、バンダイナムコ研究所の代表取締役社長である中谷始氏やgumi、FiNANCiEのファウンダーである國光宏尚氏など、日本のゲーム業界、ブロックチェーン業界の著名人が名を連ねています。また、2022年9月にはゲーム業界の大手スクウェア・エニックスが参加した事で、注目がさらに高まりました。
Oasysはネイティブトークンとして、暗号資産OASを採用しています。2022年7月に行われたトークンプライベートセールでは、GREEやCrypto.com、bitbankなどから出資を受け25億円の資金調達をしました。
現在OASを取り扱っている国内取引所はbitbankのみとなっています。
Oasysの特徴
Oasysの特徴として以下の3つが挙げられます。
・ゲーム特化のブロックチェーン
・ガス代無料
・バリデータに多くの有名企業が参加
順番に解説していきます。
ゲーム特化のブロックチェーン
Oasysは、既存のブロックチェーンゲームの課題を解決するために開発されたゲーム特化のブロックチェーンです。
Oasysには、2018年からブロックチェーンゲームやNFTの開発に携わってきているメンバーが揃っており、プロジェクトは現状のブロックチェーンゲームの課題から生まれました。
イーサリアムなどの既存チェーンでは、トランザクションの処理速度が遅い、高額なガス代などの課題があります。Oasysは利用目的をゲーム限定にして、独自のOasysアーキテクチャを採用することにより、トランザクションやガス代の問題を解決しています。
トランザクションの処理速度はモバイルゲームに匹敵する程の速度となっており、ユーザーは快適にゲームを体験できます。
ガス代無料
Oasysが採用しているOasysアーキテクチャは、レイヤー1のHUBとレイヤー2のVERSEを組み合わせることで、ガス代無料を実現しています。ガス代を支払うのは、レイヤー2のVERSE側となっているためユーザーはガス代無料でゲームをプレイできます。
ブロックチェーンゲームは、DeFiに比べて圧倒的にトランザクション数が多いため、ガス代に掛かる費用が多くなってしまいます。また、ガス代のために初期費用が必要となるため、ブロックチェーンゲームを遊んだことのないユーザーにとって、大きな参入障壁となっていました。
ですが、Oasysを使うことで、既存ユーザーはガス代を気にせずにゲームをプレイでき、新規ユーザーは参入しやすくなります。
バリデータに多くの有名企業が参加
ブロックチェーン上に記録されたトランザクション(取引)が正当であるかどうかを検証する役割を持ったノードのことを指します。ノードとはブロックチェーン上のトランザクション(取引)の正当性を検証するものです。
Oasysの初期バリデータには、以下の21社が参加しています。
・Aster Network
・バンダイナムコ研究所
・bitFlyer
・BOBG
・Com2uS
・Crypto Games
・doublejump.tokyo
・グリー
・gumi
・Jump Crypto
・MCH
・Mythical Games
・NEOWIZ
・netmarble
・NHN PlayArt
・セガ
・スクウェア・エニックス
・thirdverse
・UBISOFT
・WEMADE
・Yield Guild Games
バリデータは不正なトランザクションや改ざんを防ぐための重要な役割を担っています。追加のバリデータとしてソフトバンクやMIXIの参加も発表されており、今後も増えていくと予想できます。
Oasysを基盤にしたプロジェクト(ゲーム)
Oasysを基盤にしたプロジェクトは既にリリースされています。
今回は3つのゲームを紹介していきます。
かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM
運営組織:合同会社DMM.com
公式HP:https://kanpani-girls.com/
かんぱに☆ガールズ RE:BLOOMは、累計250万人がプレイしたDMM GAMESの人気ゲームである「かんぱに☆ガールズ」のブロックチェーンゲーム版です。
かんぱに☆ガールズ RE:BLOOMでは、旧作の世界観を引き継ぎながら、ブロックチェーンゲームならではの新しい体験ができます。ゲーム内容は、カワイイ・カッコいい美少女キャラクターを集めて・育てて・戦う、ファンタジーRPGとなっています。
2023年夏頃のリリースを予定しており、言語は日本語だけでなく英語にも対応されます。
DARK THRONE
運営組織:EPIC LEAGUE
公式HP:https://darkthrone.epicleague.io/
DARK THRONEは、ダークファンタジーの世界で雄たちが王位奪還を目指すストーリーを描く、ハック&スラッシュ系のアクションRPGゲームです。
DARK THRONEでは、2種類のNFTを獲得できます。装備することでゲーム内報酬やキャラクター性能の向上ができる「トーテムNFT」とゲーム内で得られる特定のアイテムを使って自分だけのNFTを作成することができる「ユーザーNFT」があり、NFTのステーキングやユーザー間で取引することも可能です。
My Crypto Heros
運営組織:double jump.tokyo
公式HP:https://www.mycryptoheroes.net/ja
My Crypto Heroesは、ブロックチェーン技術を活用した、オンライン戦略RPGゲームです。
歴史上の英雄や伝説的なキャラクターを集め、自分のチームを編成して戦います。ゲーム内のアイテムやキャラクターは、NFTとなっているためプレイヤーが所有することができ、マーケットプレイスでの売買も可能です。
日本初のブロックチェーンゲームと言われており、2019年8月にはユーザー数とトランザクション数で世界1位を記録した実績を持っています。
OasysのトークンOASの買い方
引用:Oasys Games
OasysのネイティブトークンOASを取り扱っている国内の暗号資産取引所は、2023年4月現在ではbitbankのみとなっています。
OASの買い方は以下のとおりです。
①bitbankの口座開設
②本人確認(必要書類の提出)
③bitbankに日本円を入金
④bitbankでOasysを購入
OASを購入したい方は、まずbitbankで口座開設しましょう。
参照元:NFT Media